2020年12月30日
2020(子)を振り返る>11,12月
★★★【12/21】約400年ぶり土星木星超接近★★★
今日は冬至。1年で一番昼が短い、、、それよりも、約400年ぶりに土星と木星が(見かけ上)超接近する日。昨日までは寒波に見舞われ雪との格闘で、ほぼ完全に諦めていたが、昼近くには太陽を垣間見られるまで回復し、多少可能性が出てきた。
夕方、雲間に少し青い箇所あり、急遽機材を準備した。自宅からでは南西方向に杉林が視界を邪魔するため、近くの見晴らし効く原っぱへ出かけた。雲間からチラッと木星が見える瞬間がある。
☆彡急ぎBORG125ED屈折を準備した。機材設置からピント合わせまでがもどかしい。雲間から見えた上弦前の月でピント合わせをした。再び土星&木星が見えた方向へ向け直し、雲から出てくるのを待って撮影。
↓超接近中の木星(下)と土星(上)文字無し画像↓
↓同、文字入り拡大像↓
C=カリスト、G=ガニメデ、I=イオ、E=エウロパ/雲に邪魔されたか?カリストが暗く何とか存在確認できる程度。
>ガリレオ衛星と(あわよくば)タイタンを狙うため、感度を上げてシャッターを遅くして次の1ショットを取り始めた途端に雲が邪魔をした。結局、得られたのは土星本体に露出を合わせた最初の1ショットのみ。仕方ないので同ショットから無理矢理ガリレオ衛星が浮かび上がらせた画像を先ず作成し、次に同ショットから土星本体に明るさを合わせた画と木星本体に合わせた画をそれぞれ作成し、衛星画像に合成した。
【データ】2020年12月21日18時2分(MOV,20秒)/LumixG7(ISO800,4K,MP4,30fps)/BORG125ED屈折(fl=800mm)/GM8赤道儀@南砺市立野原西
↓撮影現場付近↓
↓200mmレンズ、中央付近等倍(1200x1200dot)トリミング↓
クルマ運転に眼鏡必要な視力(裸眼0.7?)では、1つの星にしか見えない。ちょうど北斗七星の一つ、ミザールを見ているような感じ。(-_-;)
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<龍吉>!(^^)!願いが通じたのか?超接近中した土星と木星が雲越しに見られて良かった。今年最大の奇跡か?と思った。(^_-)-☆
<はな>=^_^=約400年ぶりの最接近で、次回は約60年後。この世にいないのは確実なので見られて超ラッキーだったニャり≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚Uここ10日間は天候悪く寒波にも見舞われ散々だったが、雲越しとはいえ見られて良かったワン▽・。・▽
★★★【12/9】木土が接近し始めた頃★★★
12/9夕方。この時期の北陸にしては珍しく晴れた。南西天に木星と土星が(見かけ上)接近中。既に望遠鏡低倍率視野に両者が並んで入る位に近づいている。今月17日はさらに月齢3の月が同一視野に入り、その後も両者は接近し続けて21日は何と0.1°まで近づく。月や太陽の視直径が約0.5°なので、その5分の1ということになる。中・高倍率をかけた望遠鏡でも同一視野に入り、土星の環と木星のガリレオ衛星が一緒に眺められる。アストロガイド2020によれば次に今回のような超接近が起きるのは2080年という。晴れたらぜひ見ておきたい。
↓12/9接近中の土星(左)と木星(右)文字無し画像↓
※できれば(画面をクリックして)大きくして見て欲しい>土星の環と衛星タイタン、木星のガリレオ衛星、周囲の恒星が写っている。惑星本体とは光度差があるので露光を多くすると土星の環や本体、木星本体が真っ白にぶっ飛んでしまう。そこで、露光時間を変えた数ショットを撮って惑星本体を後から合成した。土星と木星本体の模様は諦めた。
↓12/9接近中の土星(左)と木星(右)文字入り画像↓
Saturn=土星、T=衛星タイタン/Jupiter=木星、E=衛星エウロパ、I=同イオ、G=同ガニメデ、C=同カリスト
【データ】12/9土星と木星/2020年12月9日19時14分〜18分(1/15-1/125sec.50%)/LumixG7]LumixG7(ISO1600,4K,MP4,30fps,30秒間3Shot)/BORG100ED屈折(fl=400mm)/LX200赤道儀@自宅星見台HANA
【データ】11/29太陽Hα/2020年11月29日11時42分(1/50sec,78%)/LumixG7(ISO400,4K,MP4,30fps,18秒間)/LUNT60THa+1.4テレコン(fl=700mm)/LX200赤道儀@自宅星見台HANA
【データ】11/29可視光太陽/11月29日11時51分(1/400sec,75%)/LumixG7(ISO200,4K,MP4,30fps,20秒間)/対物D5フィルター付TS65mmセミアポ屈折+1.4テレコン(fl=700mm)/他は上と同じ
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<龍吉>!(^^)!あと1日を残し11月は7割=21日間観察を達成した。ヽ(^o^)丿今冬は例年並みらしいが天気に恵まれた月だった(^_-)-☆
<はな>=^_^=いよいよ25期の活動が本格化してきた。この先冬季にどれだけ観察可能か心配だニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U観察可能数は限られるだろうが、しぶとく少ないチャンスをものにしたいワン▽・。・▽
★★★晩秋の薔薇星雲★★★
11月は例年になく好天が続いた。太陽観察が連続する中で撮影した晩秋の↓薔薇星雲↓
StarNet++独習?というか、使わないと忘れてしまうため。確かに背景星をいったん外すことによる効果を感じる=>これを生かして最適に処理?とは言い難いが。(苦笑)
【データ】バラ星雲/2020年11月22日0時34分〜(150秒×28枚)/EOSkissM(HKIR,ISO3200,RAW-TIF)/WO-Star71(fl=350mm)/LX200赤道儀STVガイド@自宅星見台HANA
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<龍吉>!(^^)!毎度のことだが、画像処理がその都度まちまちで安定しない。奥が深い、というかスキルが足りない。(^_-)-☆
<はな>=^_^=天体写真家?のつもりは無く、突き詰める気は無いが、ある程度「見られる」画像にはしたいニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U「色」ひとつとっても頭を抱えてしまう。「薔薇は赤い」という認識に基づいてるだけで本当のところは不明だワン▽・。・▽
HomePage(Nifty)/(NSK)/すたーりぃないと/はなのWeb天文台/
今日は冬至。1年で一番昼が短い、、、それよりも、約400年ぶりに土星と木星が(見かけ上)超接近する日。昨日までは寒波に見舞われ雪との格闘で、ほぼ完全に諦めていたが、昼近くには太陽を垣間見られるまで回復し、多少可能性が出てきた。
夕方、雲間に少し青い箇所あり、急遽機材を準備した。自宅からでは南西方向に杉林が視界を邪魔するため、近くの見晴らし効く原っぱへ出かけた。雲間からチラッと木星が見える瞬間がある。
☆彡急ぎBORG125ED屈折を準備した。機材設置からピント合わせまでがもどかしい。雲間から見えた上弦前の月でピント合わせをした。再び土星&木星が見えた方向へ向け直し、雲から出てくるのを待って撮影。
↓超接近中の木星(下)と土星(上)文字無し画像↓
↓同、文字入り拡大像↓
C=カリスト、G=ガニメデ、I=イオ、E=エウロパ/雲に邪魔されたか?カリストが暗く何とか存在確認できる程度。
>ガリレオ衛星と(あわよくば)タイタンを狙うため、感度を上げてシャッターを遅くして次の1ショットを取り始めた途端に雲が邪魔をした。結局、得られたのは土星本体に露出を合わせた最初の1ショットのみ。仕方ないので同ショットから無理矢理ガリレオ衛星が浮かび上がらせた画像を先ず作成し、次に同ショットから土星本体に明るさを合わせた画と木星本体に合わせた画をそれぞれ作成し、衛星画像に合成した。
【データ】2020年12月21日18時2分(MOV,20秒)/LumixG7(ISO800,4K,MP4,30fps)/BORG125ED屈折(fl=800mm)/GM8赤道儀@南砺市立野原西
↓撮影現場付近↓
↓200mmレンズ、中央付近等倍(1200x1200dot)トリミング↓
クルマ運転に眼鏡必要な視力(裸眼0.7?)では、1つの星にしか見えない。ちょうど北斗七星の一つ、ミザールを見ているような感じ。(-_-;)
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<龍吉>!(^^)!願いが通じたのか?超接近中した土星と木星が雲越しに見られて良かった。今年最大の奇跡か?と思った。(^_-)-☆
<はな>=^_^=約400年ぶりの最接近で、次回は約60年後。この世にいないのは確実なので見られて超ラッキーだったニャり≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚Uここ10日間は天候悪く寒波にも見舞われ散々だったが、雲越しとはいえ見られて良かったワン▽・。・▽
★★★【12/9】木土が接近し始めた頃★★★
12/9夕方。この時期の北陸にしては珍しく晴れた。南西天に木星と土星が(見かけ上)接近中。既に望遠鏡低倍率視野に両者が並んで入る位に近づいている。今月17日はさらに月齢3の月が同一視野に入り、その後も両者は接近し続けて21日は何と0.1°まで近づく。月や太陽の視直径が約0.5°なので、その5分の1ということになる。中・高倍率をかけた望遠鏡でも同一視野に入り、土星の環と木星のガリレオ衛星が一緒に眺められる。アストロガイド2020によれば次に今回のような超接近が起きるのは2080年という。晴れたらぜひ見ておきたい。
↓12/9接近中の土星(左)と木星(右)文字無し画像↓
※できれば(画面をクリックして)大きくして見て欲しい>土星の環と衛星タイタン、木星のガリレオ衛星、周囲の恒星が写っている。惑星本体とは光度差があるので露光を多くすると土星の環や本体、木星本体が真っ白にぶっ飛んでしまう。そこで、露光時間を変えた数ショットを撮って惑星本体を後から合成した。土星と木星本体の模様は諦めた。
↓12/9接近中の土星(左)と木星(右)文字入り画像↓
Saturn=土星、T=衛星タイタン/Jupiter=木星、E=衛星エウロパ、I=同イオ、G=同ガニメデ、C=同カリスト
【データ】12/9土星と木星/2020年12月9日19時14分〜18分(1/15-1/125sec.50%)/LumixG7]LumixG7(ISO1600,4K,MP4,30fps,30秒間3Shot)/BORG100ED屈折(fl=400mm)/LX200赤道儀@自宅星見台HANA
11月以降の北陸は時雨る日が増えパッとしない日が続くようになるが、今年は好天続きで、ついに7割超(月間22/30)達成!太陽Hα可視光13日連続観察と相まって千載一遇というか、稀にみる大記録?となった。太陽観察再開後3年過ぎたが、その間に長い24期→25期移行への狭間期間があった。今秋になっても無黒点の日々が続いたが、ようやく新たな25期の太陽活動が始まったことを実感した11月だった。
★★★【11/29】南中直前の太陽Hα可視光像★★★
2785黒点はほぼ正面子午線上に達し、小黒点がいくつも生まれていた。情報によればCクラスの小フレアが続いているという。さらにその左下(南東縁)には新黒点(未だ無番号)が現れていた。北東側にも1つ2787黒点が現れていた。ということで現在2783,2785,2786,2787,新黒点の5黒点群が見えていることになり賑やかな状態となっている。/周縁の紅炎は、南西縁の紅炎噴出が目立っていた。
↓Hα全体像(カラー1)↓11h42m
↓全体像(可視光)↓11h51m
↓Hα全体像(白黒)↓11h42m
↓同(カラー2)↓
↓南東側等倍(可視光像) | ↓南西側等倍(可視光像)↓ |
↓南東側等倍(Hα白黒) | ↓南西側等倍(Hα白黒)↓ |
【データ】11/29可視光太陽/11月29日11時51分(1/400sec,75%)/LumixG7(ISO200,4K,MP4,30fps,20秒間)/対物D5フィルター付TS65mmセミアポ屈折+1.4テレコン(fl=700mm)/他は上と同じ
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<龍吉>!(^^)!あと1日を残し11月は7割=21日間観察を達成した。ヽ(^o^)丿今冬は例年並みらしいが天気に恵まれた月だった(^_-)-☆
<はな>=^_^=いよいよ25期の活動が本格化してきた。この先冬季にどれだけ観察可能か心配だニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U観察可能数は限られるだろうが、しぶとく少ないチャンスをものにしたいワン▽・。・▽
★★★晩秋の薔薇星雲★★★
11月は例年になく好天が続いた。太陽観察が連続する中で撮影した晩秋の↓薔薇星雲↓
StarNet++独習?というか、使わないと忘れてしまうため。確かに背景星をいったん外すことによる効果を感じる=>これを生かして最適に処理?とは言い難いが。(苦笑)
【データ】バラ星雲/2020年11月22日0時34分〜(150秒×28枚)/EOSkissM(HKIR,ISO3200,RAW-TIF)/WO-Star71(fl=350mm)/LX200赤道儀STVガイド@自宅星見台HANA
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<龍吉>!(^^)!毎度のことだが、画像処理がその都度まちまちで安定しない。奥が深い、というかスキルが足りない。(^_-)-☆
<はな>=^_^=天体写真家?のつもりは無く、突き詰める気は無いが、ある程度「見られる」画像にはしたいニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U「色」ひとつとっても頭を抱えてしまう。「薔薇は赤い」という認識に基づいてるだけで本当のところは不明だワン▽・。・▽
HomePage(Nifty)/(NSK)/すたーりぃないと/はなのWeb天文台/
投稿者:龍吉at 12:28| 太陽系・月 | コメント(0)