2022年を振り返る3月4月
-----【4/28】紅炎噴き飛ぶ -----
4/28朝、昼過ぎ、午後の太陽Hα(&可視光)像※4/26,4/27は雲に阻まれ欠測※各画像をクリックすると別窓に等倍像を表示します※朝は、南東縁に高く広がった紅炎が噴いていたのが、昼になって噴き飛んだ。その後1時間余り経って再度確認したら、殆ど跡形が無かった。朝は、薄雲越し観察でパッとしなかったので、昼に再度撮り直したことで噴き飛んでいることに気付いた。初めはカメラモニター像で気付いたが、目視観察でも素晴らしい噴出を観ることができた。>通常は多くて10ショット程度で済ませるところを倍以上、休憩時間ギリまで粘って撮り続けた。後半は千切れて薄くなっていくようだったが始業時間迫り断念。>とても処理追い付かず、時間だけが過ぎるので暫定版を掲載。これで今月観察日数21日=7割ちょうどを達成したが、どでかいおまけ?否、賞品が付いた。\(^_^)/
☆彡先ずは、昼過ぎの噴き飛んでいるときの画像↓
↓Hα全体像(カラー1)13h19m↓
↓南東部等倍(カラー1)13h19m↓
↓全体像(白黒)↓
↓南東部等倍(白黒)↓
↓全体像(カラー2)↓
【データ】2022年4月28日13時19分(30fps×18秒74%)/LumixG7(ISO800,Shutter1/40sec.白黒ダイナミックモード4K,MP4→SER)/LUNT60THa+1.4テレコン(fl=700mm)/P型赤道儀@小矢部市水牧
-----【4/8】夕ISS月面通過 -----
4/14は朝から曇雨天=連続太陽観察は13日でストップした。orz/その間、先週金曜日(4/8)夕方18h1m,ISS国際宇宙ステーションが月面通過(見かけ上、月面の前を横切る)した。>久しぶりに通過中のISSを捉えることに成功した。以下、その顛末↓
↓月面通過の元動画(YouTube)↓
撮影時速度せいぜい15fps程度で、そのため通常速度再生では一瞬のうちに通り過ぎる>再生開始約10秒過ぎに右上(北西)から左下(南東)へ白い物体(ISS)が通り過ぎる。
↓通過の全容を静止画1枚に合成したもの↓
右上、通過開始前のISS影は実際には写っておらず※、月全体像にした際に2コマ分コピペして、違和感を排除した。ISSが太陽光で照らされたまま通過する明通過なので、本来は月面通過の全後もちゃんと光って写ることになるが、実際には月の通過部分=中央付近に限っているため=写野外にあたる月の外側は写らない。
なお、動画間隔が不揃いになっている。カメラをキャプチャー制御しているノートPC性能が追い付かず不安定なため?と考えられる。
↓通過中の前半部分↓
※写野から月面がはみ出しているため、通過開始前のISSはこのショットのように写野外になり写っていない。
↓通過中の後半部分↓
左上隅にISS影がポツンと1つだけ。>実際の通過センターラインが若干北西側へズレたようである。
以下、迎撃時のスナップ↓
↓今回はC9.25SCTを使用↓ | ↓同2写野内に月全体入らず中央付近のみ↓ | ↓同3↓ | ↓同4↓ |
【データ】2022年4月8日18時1分44秒/(SER,30秒)/ASI533MCp(Gain300,Gamma65,Shtter1.0ms.a6bit SER)/C9.25+0.75RC(fl=1763mm)/GM8赤道儀@小松市二ツ梨町
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<龍吉>!(^^)!今回もドタバタしていて、現着も遅れ、ピント合わせ出来たのは通過10分前を切っていた。何とか捉えられて良かった。(^_-)-☆
<はな>=^_^=明通過だとずーっとISSが光って見えるので写野に月全体を収めた方がよいと思うニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚Uシルエットとなって通る暗通過だと月の通過部分だけで構わないので今回の組み合わせでいいワン▽・。・▽
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-----【3/31】白黒L+RGB三色合成(M8)-----
今日3/31は朝から曇天で太陽観察不能。=結局、3月の太陽観察日数は18日止まり=四捨五入で6割となった。伸びなかったのは中旬になっても晴れの日が続かず曇雨天の日があったため。>と、いうことで3/30未明に撮影したM8干潟星雲↓久しぶりに白黒冷却CCDカメラを持ち出して撮影したもの↓
↓M8干潟星雲(白黒L+RGBカラー合成)↓
【データ】(白黒L+カラーRGB)/2022年3月30日3時24分〜(45秒×L24枚R4枚G4枚B3枚)/QHY9sM(Gain45,Gamma75,Shutter45sec.FIT)/Woーstar71(fl=350mm)/ADVX赤道儀自動ガイド@自宅星見台HANA↓同(RGB三色合成)↓
【データ】(カラーRGB)/同日3時28分〜(45秒×R4枚G4枚B3枚)/他は上と同じ
↓同(白黒L)↓
【データ】(白黒L)/同日3時24分〜(45秒×L24枚)/他は上と同じ
上3枚はいずれもWeb掲載に合わせて見栄え良くするため画像処理調整した。(L+RGB合成に使用した)白黒L,RGBの元画像は粗処理状態で合成した。RGB三色合成及びL+RGB合成まではSI9(ステライメージ9)を使用し、仕上げまではAdobePhotoshop2022を使用した。
ぱっと見、L+RGB画とRGB三色合成画に大差は無いように思える。若干L+RGB画の方が「深み」があるように思える。モノクロがからRGB三色合成、さらにL+RGB合成してカラー画像とするのは結構面倒臭く感じた。
↓2015年5月にミラーレス機で撮影したM8干潟星雲↓
【データ】2015年5月20日0時02分〜(1分露光×24枚DSSスタック)/富士X-E1(ISO1600,RAW→TIF)/ボーグ100ED,F4屈折(fl=400mm)直焦点/ビクセンGPD(SynScan改)赤道儀、M-GEN@自宅前
-----【3/22】窮余苦肉の策(M13)-----
3/22午後から天候回復との天気予報通り、16時過ぎてから雲間に太陽が顔を出し始めたが、高度が低くなっていて今日の太陽観察は休止。>ということで、メイン画:白黒L画像を苦肉の策で強引にカラー化する画像処理を試行してみた。
3/10未明にC11(fl=2100mm)&ASI533MCp(16bit,TIF)で撮った画像が白黒データだった※1のをL画像とし、導入補正用6cmアクロ屈折(fl=700mm)&APS-Cデジ一眼で撮りx3Drizzle処理したもの※2をRGB画として、SI9で無謀にもL-RGB合成※3してみた。もとよりL,RGB両者の画像サイズは一致しないが、基準点2箇所で両画像を合成したら、SI9の方で倍率と角度を調節してくれた。
↓M13↓L-RGB合成画(最終画像)
※L-RGB合成後、ダーク&ハイライト処理等の仕上げ処理を施した。
↓元画像※1(白黒L)↓
16bit,TIF画像だからRGBカラーデータになっていると思い込んでいたが、実際には白黒データとなっていた。FireCaptureでは16bit,FIT形式かSER形式でないとカラーデータとして保存できないようだ。
↓元画像※2(RGBカラー)↓
C11によるL画像に比べて焦点距離が3分の1しか無いので、DeepSkyStackerで×3Drizzleスタックすることにより、ほぼ似たような焦点距離に伸ばした。
↓合成処理中のSI9画面・1↓
L画像(画面左)及びRGB画像(画面右)の両方に共通した、なるべく長い間隔の恒星2つを指定。
↓碁聖処理中のSI9画面・2↓
中央がL-RGB合成直後の画像、画面左のL及び画面右のRGB画の画像サイズは異なるが、SI9の方で拡大率と回転角度を微調整してくれた。
【データ】M13(白黒L)/2022年3月10日2時49分〜(20秒24枚)/ASI533MCp(-20℃,Gain420,Gamma75,Shutter20sec.TIF)/C11+0.75RC(fl=2100mm)/NJP赤道儀ステラショット制御自動ガイド@自宅星見台HANA
【データ】M13(RGBカラー)/2022年3月10日2時50分〜(30秒20枚x3Drizzle)/EOSkissX7(ISO3200,RAW)/Mead6cmアクロ屈折(fl=700mm)/他は上と同じ
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<龍吉>!(^^)!白黒とはいえ、元画はガイドエラーなく点像なので捨てられず、何とかカラーにしたいというのが今回試行のきっかけ(^_-)-☆
<はな>=^_^=まさか焦点距離3分の1、口径4.5分の1しかない望遠鏡画像をRGBにして合成できるとは思わなかったニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U無理矢理感いっぱいの合成試行だったが、何とかなった?(笑)16bit,TIFがRGBデータにならないのが不思議だワン▽・。・▽
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投稿者:龍吉at 23:23| 星雲・星団 | コメント(0)