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2005年04月04日

写っていた!>アンタレス伴星

3/31アンタレス掩蔽については4/1にBlog紹介したが、その後、西はりま天文台の動画像を見て、
・アンタレスには伴星があったことに初めて気づいた!(無知..爆)
・出現時は、その伴星が主星より数秒先に現れたことに気づいた!

で、早速、自分の撮った元画像を点検してみたら..何と、
ちゃんと伴星出現を捉えていたと判明↓(左:伴星出現時/右:主星出現後の画像)
画像クリックして「伴星と主星の出現」ページへどうぞ
#↑『写真(カメラ)は正直』と再認識させられた次第..↓(続く)

[データ]2005年3月31日01h35m08s/35m27s/露出1/15秒
 ニコンD70(ISO800,RAW)/ボーグ12.5cmED屈折+×レデューサー(合成fl=680mm)
 センサー赤道儀ノータッチガイド/撮影地は自宅
伴星の出現
★当初、伴星のことなど全く眼中になく、また、潜入時は雲に完全ブロックされたために
 1)アンタレス食への観察意欲が激減してしまったこと。
 2)出現時、確かに暗い星が現れたのをガイド望遠鏡で認め、取り敢えずシャッターを
  切ったが背面液晶モニターに写っているとは見えなかったこと。
 ↑以上のこと↑により、諦めてしまっていたという次第。

#いやはや、思い込みとは面倒なモノであります。
 ↑↓
ともあれ、貴重な経験をいたしました。

投稿者:Ken28at 02:07| 太陽系・月 | コメント(2) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

みごとですね。
アンタレスに伴星があるなんて、そして小口径で写せるなんて全然知りませんでした。

投稿者:クモハ169−1URL at 2005/04/06 13:59

御意、同感。
今回のアンタレス食は、本当に思わぬ収穫でした。

考えてみると、月の公転運動が主星と伴星を分離してくれるわけで、(通常の二重星観察とは異なり)望遠鏡の分解能は直接関係ないことになりますね。
アンタレス伴星は5等星のようですので、それほど集光力のない小さな望遠鏡でも見えることになります。
今回は、いろんな意味でいい勉強をさせてもらった感じです。(笑)

投稿者:Ken28URL at 2005/04/07 00:08

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