ハクキンとジッポ
1月14日付エントリィ「結霜対策」で紹介したハクキン懐炉その後です。
前回記事で霜取り効果を確認できたが、数が足りないことを実感させられました。
例えば赤道儀1台にカメラ1台で直焦点ガイド撮影するとして、
1:主望遠鏡対物、2:同ファインダー対物、3:ガイド望遠鏡対物、4:同ファインダー対物、5:撮影者(笑)と最低3,4個必要となります。
で、その後も市内老舗薬局を巡ってみましたが、ハクキン懐炉は置いてなくあるのは使い捨てカイロばかり..
そこで、ネット販売を利用することにしました。
除霜効果は分かったのですが、ハクキン懐炉で使用するベンジンの臭いが好きになれません。
PP党員としてはPENTAXロゴ入り懐炉をゲットしたいところですが、今回はココを利用しました。
届いたのはジッポライター用オイルを使う懐炉です。↓外観
(上:ハクキン/下:ジッポ)
カバーケースのデザイン、色、ロゴは異なるけど、本質的な作りは同じ?ようです。
↓本体(ピンボケです..m(_ _)m)
(左:ジッポ/右:ハクキン)
★ロゴ以外ば、殆ど違いが見当たりません。
↓本体キャップを外したところ
★本体の大きさも同じ..製造元は同じだろうと思います。
では、違いは何処にあるか..??
↓燃料
(左:ハクキン専用ベンジン/右:ジッポ用オイル)
両者の一番大きな違いは燃料にあるといえます。どちらも専用と考えた方がよさそう。
ハクキンはベンジン以外は駄目!と店員にきつく言われたし、取説にもそう書いてあります。
ところが、そのベンジンは薬局等に出かけないとありません。
★ジッポライター用オイルは大抵のコンビニ店に置いてあります。
↓燃料の入れ方(ハクキンの場合)
(1)白金触媒部分(発熱部分)を外し、付属漏斗を差し込みます。
(2)付属漏斗を↑上の状態にしておきベンジンを注ぎます。
(3)漏斗を本体に対して↑90度に回すと燃料が本体に注入されます。
この漏斗1杯分で約12時間、2杯で約24時間持続(最大2杯まで)
※燃料がちがうだけで、ジッポの場合も燃料注入方法は同じです。
(4)白金触媒部分(発熱部分)をはめ込み、ライターの火で軽くあぶって点火させます。
以下、独断の(両者の)印象です。
・白金はベンジンの臭いが気になります。
・ジッポは燃料臭を殆ど感じることはありません。
・白金の方がほぼ一発で着火します。
・ジッポはライター等できっちり火あぶりしないと着火できません。
(ハクキンよりは着火成功率低いということです)
★結論?★
○ジッポについては、まだ本番で試していませんが、
レンズの露、霜取り用としてはハクキンの方に分がありそうです。
(低温時も着火に失敗しなかったのでジッポよりは強そうです)
○ハクキンについては、ベンジン臭が気になるので人体用としては不向きです。
(臭いのないジッポがお勧めかと思います)
投稿者:Ken28at 08:31| 道具・ものづくり | コメント(2)
◆この記事へのコメント:
Zippoのハンディ・ウォーマー、購入されたのですね。
着火がやや面倒なのは確かです。
私の場合は燃料を注入後、しばらくポケットに入れておいて
暖めてから、火力の強いターボライターなどを使って着火
させています。
最近は殆ど失敗がありませんが、使い始めは結構ありました。
投稿者:ich:URL at 2007/02/03 18:08
ichさん、今晩は。
ベンジン(ハクキン)は臭う=それだけ(ジッポオイルより)揮発性が強い=着火ミス無し(ジッポは有り)と解釈しました。
ただ、揮発性はあっても外気温度が低ければ燃焼(というよりは触媒反応)に支障がありそうなのも確か。
=ベンジンを使用しても外気温が低すぎれば消える。と、なりますね。
>ポケットに入れておいて暖めてから..
アドバイス有難うございます。仰せの通りです。
(2度の失敗から)私もジッポ懐炉に燃料注入後すぐに着火せず、人肌で暖めてから行えばよいことに気づきました。
私も当初ターボライターで着火していましたが、白金触媒を早く傷めそうな気がするため、ホームセンターでジッポライターを入手しました。(笑)
#同じオイルを使うので燃料共有できるし、肝心のジッポライターが着火しない程ならジッポ懐炉も着火しないと判断できるかも?
投稿者:Ken28:URL at 2007/02/03 23:54