流星観察について
(アクセスいただいた皆様、ありがとうございます)
マスコミ報道の威力と申しますか、話題の「ペルセウス座流星群」から検索ヒットしているようです。
ペルセウス座流星について、マスコミ報道で気になる部分について補足しておきます。
◆ペルセウス座流星群は比較的息の長い活動期間があります◆
◎8月の夏休み期間中はいつでもペルセ群の流星は見えます。
(しし座群などは「その日」以外は殆ど見えませんがペルセ群は盆休み過ぎても見えます)
また、ピークが12日晩(13日早朝)と、13日晩(14日早朝)という2説が混在していますが、どちらでもかまいませんし、この日を逃したら見えないというのではありません。
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とはいえ、今年は新月前後の期間に活動ピークが重なっていること、お盆休み期間であることを考えれば、確かにここ数日がチャンスです。天候もここ数日落ち着いています。
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★昨夜のペルセ群流星↓
◆観察方法◆
◎流星観察に必要なものは肉眼(視力の弱い人は眼鏡)です。
(望遠鏡や双眼鏡は不要です=井戸の底から空を見上げているようなものです)
・周りに街灯などが無いこと、空が暗い見晴らしのいい場所がお勧めです。
ペルセウス座は北東の空、カシオペヤ座の下隣です。
空全体を見るのは難しいので、体は北東方向に向けてなるべく広い範囲を見ると効率よくペルセ群流星を見つけられます。
■散在流星と間違えないように..
ペルセウス流星群はペルセウス座の方向から地球大気に飛び込んで来るように見えます。
ペルセウス座(あるいはカシオペヤ)の方向(北東方向)から流れた流星か?確認しましょう。
◎先ずは北東の空にカシオペヤ座を見つけてください。その下にペルセウス座があります。
●1時間もじっと空を見上げ続けるのは困難です。脈拍をとる看護士さんと同じように、例えば20分間真剣に観察して3倍すれば、1時間あたり何個出たか?およその数字は出ます。
単位時間を決めて、出現数をカウントしグラフ化するだけでも活動傾向が分かり、立派な天体観察記録となります。
次は流星の撮影について..いささかマニアック?読者限定?m(_ _)m
◆撮影方法◆
デジタルであれ、銀塩であれ、マニュアル露光、バルブ露光ができるカメラ
コンデジの場合、30秒程度の長時間露光ができるカメラは限られます。
シャッターを押すときブレが起こるのでレリーズ(デジカメの場合はリモートコード等)が必要です。
ISO感度は400以上に設定。なるべく高い方がよいです。
コンデジの場合、NR-on(ノイズリダクション機能)に設定します。
レンズの絞りは開放か、せいぜい一絞りだけ絞ります。
露光時間は、空の状況にもよりますが、30秒〜数分程度です。
カメラの方向は基本的にはどこを向いていてもかまいませんが、やはり北側に向けた方が写る確率は高くなります。
(なるべく撮影間隔をあけないようにします)ノイズリダクション機能のため撮影時間と同じ時間待たされます。
ノイズリダクション機能をoffにすれば撮影休止時間を解消できますが、画像のノイズが目立つようになります。
デジ一眼など、RAW撮影モードがあるカメラの場合、撮影はRAWモードで行い、レンズキャップをして露光時間と同じ時間露光したRAWデータ(ノイズデータ)を、画像処理段階で後からノイズ分を引き算すれば、ノイズリダクションは省略できます。
長時間露光可能なカメラが複数ある場合は、なるべく広範囲を写すようにそれぞれの方向を決めます。
ノイズリダクション撮影必要なデジタルカメラが複数ある場合は、撮影開始時刻をずらせば全体として撮影休止時間を回避することが可能です。
★流星撮影の様子↓
望遠鏡の赤道儀を使えば、点像で星座撮影できますが、流星の撮影はカメラ三脚で十分です。上の流星画像はカメラ三脚に固定して撮影しました。
K10D(ISO1600,RAW)/DA10-17mmFishEyeレンズ絞り開放/4分露光です。
投稿者:Ken28at 22:16| 彗星・流星 | コメント(0)