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2008年02月16日

馬頭星雲

立春過ぎたのに寒波が居座り、ここのところ星見が全くできない。
(#新規画像追加できないため、4年前?の画像から..)
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オリオン座を有名にしている星雲の1つだと思う。
【馬頭星雲1】18cmF4ライトシュミット鏡で撮影※
馬頭星雲1
キャノンEOS Kiss_D(ISO800,IRC除去機)
=見た通り、黒いシルエットが馬の首から上そっくりな形。
写真で見た記憶のある人もいるはず。
オリオン座三ツ星左側の星のすぐ近くにある。
(暗いので残念ながら肉眼では見えない)
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【馬頭星雲2】25cmシュミカセ望遠鏡で撮影※
馬頭星雲2
カメラは上と同じ。
★(口径15〜20cm以上の)望遠鏡と暗い空があれば、目で見ることは可能ではある。
○馬頭星雲の直ぐ隣というか三ツ星左2等星直ぐそばの星雲(モミの木星雲)は、比較的明るく、空の条件さえ良ければ小口径でも見える。
我が家でも「モミの木星雲」は観察可能。が、肝心の馬頭星雲は..厳しい。
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※2枚ともシュミット系望遠鏡のため、輝星にゴースト像が発生している※
(いずれも対物側に補正レンズがあり、これに輝星の光が乱反射しているようだ)

投稿者:Ken28at 16:50| 星雲・星団 | コメント(2) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

こんにちは 馬頭星雲ありがとうございます。
これですこれこれ!
うーん、見れば見るほど神秘的です。
最近の南砺上空は曇っているので星が見えない日が多いですが、凍みたさぶ〜い夜に探してみます。

投稿者:vapor: at 2008/02/17 18:15

vaporさん
本当に摩訶不思議というか、馬の首そっくりですよね。
他に「フクロウ星雲」なんかも、初めて写真で捕らえたときは驚かされました。
なお、馬頭星雲を眼で見るには、透明度のよい漆黒の夜空が必須です。それに比較的口径が大きめの望遠鏡。
具体的には、口径6〜8cm程度では駄目で、おそらく口径15cmクラスが必要でしょう。
倍率は有効最低倍率(口径mm÷7mm)程度。口径15cmでしたら25倍程度です。
※高倍率は、淡い星雲が拡大拡散してしまうので御法度です。
すぐそばに2等星がいるため、これを視野に入れてしまうと眼が眩んでしまうので、視野から外して見るのがコツです。
最近は、光害の空から淡い星雲を浮かび上がらせて見やすくするネビュラフィルターが有効とされています。
なお、2等星のすぐそばには比較的明るい「樅の木星雲」が見えます(小口径でも意外と見つけやすい)ので、これと間違いないようにしましょう。
掲載した上画像では輝星のすぐ左上、下画像では左端に写っているのが「樅の木星雲」です。
★とにかく、写真とは大違いで、馬頭星雲を眼で見るのはかなり厳しいと思って間違いないです★

投稿者:Ken28URL at 2008/02/18 23:57

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