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2009年01月08日

金星と水星

7日は、久しぶりの晴天。
急いで業務を終え(否、区切りを付けただけ)、帰宅途中の寄り道。
17:35 いつものポイントに到着。
夕空が明るいため、水星がすぐに見つからない。
とりあえずカメラの準備をしながら南西低空を注意深く見ると..
おーっ、見えた、見えた(水星)
【金星と水星】by *istDS2(DA21mmAL)
Vnsmrq_0351pbux
【金星と水星】同、▼マーク入り
Vnsmrq_0351pbuxt_2
2009年1月7日17時57分(マニュアル30秒露光)
*istDS2(ISO400,JPG,NR-on)/DA21mmF3.2 AL Limited→F4
カメラ三脚固定@市内立野原(ばんにん原)
■水星はさらに高度を下げ、18:00頃には見えなくなった■
※まだ水星を見たことが無い方は今がチャンス※
【水星の見つけ方】
17時を過ぎたら既に金星はほぼ南空に明るく光っています。
空が明るいため、17時30分頃にならないと水星はみつけにくいです。
この日(このポイントで)、右下にかなり下がった辺り(南西低空)、山の稜線に近い辺りに見つけることができました。
(肉眼のみで探すよりも、双眼鏡を併用すると見つけやすいです)
★水星は既に東方最大離角(4日)を過ぎており、日を追うごとに太陽に近づきます★
(夕方、西の空で見やすいのは今週末辺りまで?)
※わし座αアルタイル(彦星)と間違えないように..※
>明るさ高度など、見え方はよく似ていますが、アルタイルはかなり東に近く、18時を過ぎても沈まない。
■↓実際は、こんな感じです↓■
【金星と水星】by E-410(PELENG8mm)魚眼
Vnsmrq_0033pbx
画面右上の明るい星が金星。
(画像をクリックして拡大表示させ、水星を探してみてください)

【金星と水星】マーク及び線入り
Vnsmrq_0033pbxt
※画面をクリックし、別窓に拡大表示させてご覧ください。
▼マークが水星。三角形の黄線は、夏の大三角形。
(冬なのに夏の大三角形が見える!)
ちなみに、夏の大三角形右下の星はこと座αベガである。
今の時期は夕方西空に見え、明け方の東空に再び見ることができる。
つまり、ベガを一晩の間に2回見ることができる。
2009年1月7日17時41分(マニュアル30秒露光)
E-410(ISO200,RAW)/PELENG8mmF3.5→F4
===【追記】==============================
後から気づいたが、現在、夕方の南西空には水星、金星のほかに天王星と海王星も集結している。
(↓「ステラナビゲータV6」で作成した同日同時刻頃の南西空↓)
Suikaikinten0107x
見たとおり、水星と金星の間に海王星が、金星よりも左上(南)に天王星が居る。
夕方の薄明と月明かりに阻まれ、露光時間を短くしたので、暗い海王星は写らないだろう。
しかし、天王星は肉眼等級ぎりぎりの明るさがあるので、撮影時の構図をもう少し上向きにしておけば良かった、と後悔している。ひょっとしたら天王星が写ったかも知れない。

投稿者:Ken28at 23:13| 太陽系・月 | コメント(0) | トラックバック(0)

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