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2013年11月18日

11月16日早朝のアイソン彗星@白峰

11月16日早朝のアイソン彗星↓(画面左が北方向)

(前回掲載の)比較的焦点の長い望遠鏡でラブジョイ彗星本体付近を撮ったあと、そのまま望遠鏡をアイソン彗星へ向けた。しかし、ここでノートPCの電源トラブルが発生し、再起動の時間がもったいないので彗星核ガイドは諦めざるを得なかった。短時間露光に切り替えたが、薄明が始まっており撮影枚数を稼げなかった。↓同、白黒反転処理したもの↓

此処に来て急激な増光と尾の変化を見せているアイソン彗星だが、いささか心配になってきた。一気に崩壊が進んで近日点通過まで保たないのはないか、消滅してしまうのではないか、ということ。太陽表面よりも超高温の太陽コロナの中を通り過ぎることが分かっているので、此処を何とか乗り切れるか?懸念されているが、下手すると通過前に崩壊の恐れもあり得るということ。もちろん、何とか超高温を通過して戻って来て欲しい。その近日点通過まであと10日ほどになった。何とか持ち堪えて欲しい。
【データ】2013年11月16日5時16分〜(30秒露光×2枚彗星でコンポジット)/BORG125ED+0.85RD(fl=680mm)直焦点/ペンタックスK-5(ISO1600,RAW)/ロスマンディGM-8赤道儀ノータッチガイド@石川県白山市白峰(西山)
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投稿者:龍吉at 09:25| 彗星・流星 | コメント(2)

◆この記事へのコメント:

こんばんは。

思わぬ大変貌を遂げましたね。
私も11/16の明け方に撮影してびっくりしました。
でもこうなったらこうなったで、崩壊が心配ですね。
全くやきもきさせる彗星です。

投稿者:やまねももんが:URL at 2013/11/18 17:17

>やまねももんがさん こん**は。
14日早朝も急に尾が発達していてびっくりさせられましたが、16日早朝は、仰るように更に尾が広がっていて驚かされました。2日前に掲載した画像はサンニッパにペンミニという、やや手抜きに近い方法で臨んだのに、それでも尾の広がりがはっきり写ったのですから、その変貌ぶりは大したものです。

17日朝は少し収まって大人しくなったみたいなので少し安堵しましたが、彗星本体は池谷・関彗星よりもやや小型?ということなので、近日点通過まで持ち堪えられるか?自分も気になります。近日点通過前や通過時に消滅だけは絶対避けてもらいたいですね。

投稿者:龍吉:URL at 2013/11/19 16:25

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