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2007年01月20日

県内カノープス行@氷見市寺尾

今年は雪が少なく有り難い冬です。この晩は快晴になりました。
自宅でじっくり星見しようかと思いましたが、(熊は冬眠で出ないだろう、暖冬で山道に雪もなかろう)ひょっとして?と思い、★カノープスリベンジ★を敢行することにしました。
今回のロケ地は前回(氷見市懸札)よりも一つ南側の同市寺尾地内で山間に田圃がある場所です。
民家のある所から1km近く上った山の中腹です。春や秋はクマが出没しそうでとても来られそうにありません。冬は積雪のため車で到達できないでしょう。
が、2度あることは3度ある..またも返り討ちに遭い、失敗でした。
(またも失敗でしたが天体写真Pテーマ「カノープス」に無理矢理TB)
原因はこの時期特有の超低空雲によるもので、地形的には問題なさそう..
↓とりあえず、ED18-70mmズーム(望遠側)で撮影
Canops_4302sv
低空の雲が視界を阻んでいます。
★いずれの画像もクリックすると別窓に拡大表示します★
同地区のデータ(N36°53.5′E136°53.5′)を元にステラナビV6で作成したカノープス予報図。
Canops1192222sv
このソフトは地上風景も作成してくれるので重宝します。
南中予報は22時22分で高度は0.9度。時間を前後させてみると22時過ぎ〜23時近くまで見える?..
(#えっ?そんな長い間見える筈がない?)

↓ED180mmF2.8→F4望遠レンズで撮影
Canops546c2e119sv
撮影地では手前の山のシルエットしか気づかず、これは晴れさえすればよく見えそう、と思っていましたが..
レンズは正直です。さらに遠方に山がはだかっていることに後で気づきました。orz
(ただ、丁度くぼんだ辺りが真南にあたるので観察はできそうです)
↓近くの星の赤緯値を記入してみました。
Canops546c2e119tsv
既に南中時間が過ぎたので、カノープスは右奥の山陰付近だろうと思います。
双眼鏡や10cm望遠鏡でも探しましたが、雲のために分かりませんでした。
雲さえなければ確認できたものと思います。
【おまけ】遠景(ED18-70mmズーム広角側で撮影)
Orioinuko820c3n119sv
低空以外は良く晴れているのが分かると思います。
【考察】
今回の場所は、過去2回の場所(論田、熊無地区、懸札地区)よりも地形的な条件は良さそう。
低空の雲さえなければ確実に見えるものと確信できたが、奥2番目の山よりもさらに奥山があれば危ない。
やはり降雪期の低空雲、霞は避けられないのだろうか?自宅を出るときは低空雲無かったのに..
2007年1月19日22時13分〜22時50分頃
ニコンD70(ISO1600,RAW)/ニッコールED18-70mm標準ズーム
キスデジ改(ISO1600,RAW)/ニッコールED180mmF2.8
撮影地は氷見市寺尾地内

投稿者:Ken28at 19:12| 星空・星座 | コメント(3) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

TBありがとうございます。
南中高度0.9ですかぁ・・・。かなり厳しい条件ですが、それだけに貴重さもひとしおですね。
Ken28様の熱意が天に届きますように。観察成功をお祈りします。

投稿者:ichURL at 2007/01/20 21:19

TBありがとうございました。
低空の雲さえなければ・・・という気がしますが。
南中高度0.9度・・・かなり難易度は高そうですが、山が低く下がった位置にカノープスが達すれば可能のようですね。
健闘をお祈りします。

投稿者:ゆうひぶたっくすURL at 2007/01/20 23:29

ichさん、ゆうひぶたっくすさん
仰るように想像以上に難易度が高いことを感じさせられました。
県内カノープスは20年前に隣の一刎地区で見た記憶があるのですが、却って楽観し過ぎたようです。
甘く考えていたようです。
今回の失敗により、今季のカノープスリベンジは秋までおあづけになりそうな気配濃厚となりました。
今回の観察地へは、珍しく雪が無かったから行けただけです。
今後降雪があれば除雪は寺尾地区の民家の場所止まりでしょうから、そこから先は車では行けません。
#実は翌日(土曜晩)も晴れたのですが、雲が多いことを言い訳に自宅観察すらサボりました。(夜中に起きたら非常に良く晴れてました..orz)

投稿者:Ken28URL at 2007/01/21 18:25

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