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2009年07月23日

雲中の部分日食

日食4時間前、日差しはあったが全天曇り。
前の晩、雨が降る天気だったこともあり、望遠鏡の準備はしていなかった。
ここ数日仕事が山積み状態だったことが主原因ではあったが、
一つには食分74%とはいえ部分日食なのであまり力が入らなかったこともある。
実は、ギャラリーが多数居たために、下手に望遠鏡を出すと、そこにつきっきりになる恐れがあった。
(#望遠鏡を覗き込まれると大変なことになるので目が離せなくなる)
とりあえず記録用(Web掲載用)に、デジ一眼E-410(琢磨135mm望遠付き)を準備した。
(いずれの画像もトリミング拡大してある)
★10時07分
Peclip0738upsqsv
欠け始めた頃は、適度に雲フィルターが減光処理してくれた。
(原板を等倍トリミングしたもの)
雲が薄くなり、減光フィルターが必要になったが全く準備してない。
(#↑何という、やる気のなさ orz)
★10時19分
Peclip0748sqsv
「そうそう、太陽観察用めがねがあるではないか」と↑同めがね越しに撮影した。

★11時15分
Peclip0754sqsv
最大食分をちょっと過ぎた頃。
雲フィルターが均一でないため、すっきりと形が写らない。
★11時16分
Peclip0758sqsv
ぱっとしない状態が続く。
NHK総合テレビの皆既日食生中継が気になり、室内に戻る。
★11時23分(NHK総合テレビより)
Tv0767sv
硫黄島からの中継。この後、船上観察隊からの中継も視た。
掲載した画像はとても粗くて質が悪いが、テレビ画面では内部コロナ流線の一部が見えるほどの解像度があった。
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★部分日食は頻度も高いし、形の変化を観るだけ。
 今回は見られただけでもOKとしたいと思う。
★NHKテレビの中継像(拡大画像)は、内部コロナの(無数の)流線の
 一部がはっきり映っており、久々にジャワ日食の感動を呼び起こす
 ことができた。
★今回の皆既日食は、今回ポイントによって明暗が分かれた。
 特に、あれほど話題になっていた悪石島では、ものすごい土砂降り
 だったのに驚かされた。あらためてリスクが高い現象であることを
 思い知った。
★同時に、船上観察はかなり成功率が高いことも思い知らされた。
★資金と時間の都合がつけば、皆既日食観察に出かけたくなった。
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日食前日、山口県で大雨による被害が出た。
心よりお見舞い申し上げます。
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同じような状況だったらしい?豚磨さんのブログ記事へTBさせていただきます。

投稿者:Ken28at 00:07| 太陽系・月 | コメント(2) | トラックバック(1)

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◆この記事へのコメント:

TBありがとうございました。こちらも、ついぞ一度も晴れ間は出ませんでした。
うす雲が減光対策になって、辛くも撮影できた、という皮肉な結果です(笑)
皆既日食を一度ナマで体感したい、というのが生きているうちの目標です(笑)

投稿者:豚磨URL at 2009/07/23 22:40

豚磨さん、有り難うございます。
前日は雨。食分が深いとはいえ部分日食だし..と、端から諦めてました。
減光用フィルターは持っていますが、どうせ撮るチャンスもなかろうと準備してませんでした。
かえって雲が減光してくれたおかげで撮影できたようなものです。
事実、雲が薄くなって影がはっきり見えるような時間も結構ありました。
しかし、感度を最低に下げてシャッター最高速度、レンズを一番絞り込んでも露出オーバーで撮影不能でした。

皆既日食は是非実際にご覧になることをお勧めします。
真っ黒な太陽と真珠色のコロナ、髪の毛のように見える無数のコロナ流線..毎回日食に出かける人の気持ちが理解できます。

投稿者:Ken28URL at 2009/07/24 22:17

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