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2007年12月20日

医王山降雪

師走も半ばを過ぎ、年末まであと10日。
医王山に白いモノが覆うようになってきた。
(DA10-17mmで撮影)

(DA40mmで撮影)

山腹左の白い帯が地元スキー場(IOX-AROSA)
そろそろ営業開始か..ナイター光がまた空を焦がす季節がやってきた。(憂鬱)
■ナイター営業中の医王山■
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たとえ月がない晩でも、強烈な光が西空の星たちをかき消してしまう。orz

↓■ナイター営業中の同スキー場(Up画像)■↓
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同スキー場がナイター営業を始めた頃、ナイター点灯は週末に限られていた。
(ところが次第にナイター営業日が拡大し、今や週の半分以上がナイター営業である)

■空を照らす光は無駄です■
■環境省から、「光害対策ガイドライン」が出ています■
光害(ひかりがい)とは、良好な「光環境」の形成が、人工光の不適切あるいは配慮に欠けた使用や運用、漏れ光によって阻害されている状況、またはそれによる悪影響と定義する。
(環境省:「光害対策ガイドライン」より)

◆ 関連エントリィ ◆
★ 井波の送り火とIOXの無駄照明 ★
★ ソラクライ(空CRY) ★

■これまでに何度も指摘してきたが..
(1)IOX-AROSAスキー場は、毎年ナイター営業をしている。
 ▼ナイター照明は、本来ゲレンデを照らす為のものである。
 →空を照らす光は無駄である>傘を付けること>スキー場関係者、行政関係者
(2)特に、ナイター照明の光軸横向きは全く無駄である。

なお、環境省の「光害対策ガイドライン」は、
●地域における良好な照明環境を実現させるためのものです。
(「ガイドライン」なので、罰則は無いが..)
■国や地方自治体がこのガイドラインを率先して利用したり、事業主が積極的に各ガイドを活用したりして、より良い照明環境の実現に努めることを求めています。

★スキー場関係者(事業主)へ★
何度も言うが、空を照らす明かりは無駄な光である!
ナイター光の光軸が横を向いているが、ゲレンデを照らせば良いのだから下向きが適当。早急に改善を望む。
↑前述のガイドラインで言うところの「よりよい照明環境の実現」に反している。

★本市、及び本県行政関係者へ★
一度もナイター照明に関して行政指導をしていない?としか思えない。
特に、無駄に空を照らす「光軸横向き」を早急に改め、「光軸下向き」とするよう、行政サイドからの強い指導が必要。

■最後に■
国が示している同ガイドラインを(事業主はおろか地方自治体も)無視しないでもらいたい。

投稿者:Ken28at 21:38| ローカルな話題 | コメント(2) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

こんにちは。

私はウィンタースポーツに関心がなくて全くしないので、スキー場の事は無知なんですけど、ナイターの光ってそんなにすごいんですね。。

そんな強い光じゃ、星なんてろくに見えませんね。
まさに光害って感じがします。

スキーやスノボなどをしてる人達はナイター光の中で楽しくやってるのでしょうし、カップルの人たちなんかはナイター光の中でロマンチックだと思ってウィンタースポーツを楽しんでいるかもしれませんが、スキー場の外では不快な思いをしている人もいるし、せっかくの星空を消してしまう光をロマンチックだなんて思わない人もいるって、スキー客もスキー場側もわからないのでしょうか。

付近の動物や生き物たちだって可哀想です。
夜は暗くないと他の生き物達にとっても大迷惑なはずですよね。

もしかして、スキー場側は、そういう声があることを知ってて無視してあんな必要ないほどの光を出し続けるような傍若無人な振る舞いをしているのでしょうか?

あのような光で、当たり前かのようにそこらじゅうを照らされてしまうなんて、怒りすら覚えます。

投稿者:ことり:URL at 2007/12/20 17:26

ことりさん

この件でやっかいなのが、実は「地元である」ということです。
本記事では威勢のいい書き方になっていますが、同じ地域に住んでいますから、当事者に面と向かってものが言えるわけではありません。

また、単に「星が見えないから暗くしろ」と言うつもりは毛頭ありません。
それは、隣の人に「天体観測の邪魔だから貴方の家の明かりを消してくれ」と言うのと同じだからです。
そういうことではなくて、
本文にも書きましたが、「夜空を照らす必要は全く無い!」ということなのです。
「光害対策ガイドライン」にも実例で紹介されていますが、傘も無い外部照明設備が今も存在するということなのです。
だから、同ガイドラインには製造業者にも適切な器具を開発提供するように求めているのです。

いずれにせよ、
要は、一人一人が無駄な照明とは?適切な照明とは?に「もっと関心をもつこと」にかかっているのです。

地元スキー場関係者(事業主)だけでなく、行政機関など監督指導の立場にある者も、照明器具製造者も、適切な照明とは?という意識をもってもらいたい、ということなのです。

投稿者:Ken28URL at 2007/12/21 21:50

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