再掲>医王山一帯のカシナガ被害
麓に出かける機会があったので持っていたコンデジで撮影し直しました。
前回の画像はあまりに画質が悪かったので..こんなに山全体が赤茶けているのは初めてです。
詳しくは、前回(8/29)記事を読んでいただけると幸いです。
今回掲載の画像は、8月31日に撮影したものです。もちろん紅葉期ではありません。
関連URLです。「カシノナガキクイムシ」でググッてみました。
独立行政法人 森林総合研究所九州支所:カシノナガキクイムシ
林野庁ホームページ:カシノナガキクイムシの防除方法
岐阜県森林科学研究所:岐阜県におけるナラ類の集団枯損被害
京都大学フィールド科学教育センター:芦生演習林におけるナラ類の立ち枯れについて
★他にもいっぱい出てきました。goo検索で「カシノナガキクイムシ」をキーワードに検索
関連掲載記事です。(今後も不定期に関連掲載を追加していく予定です)
・8月29日付当ブログ記事「やはり..医王山のカシナガ被害」
・8月17日付当ブログ記事「井波の送り火とIOXの無駄照明」
・8月15日付当ブログ記事「大丈夫?山の幸」
・5月29日付当ブログ記事「鳶(とんび)岩」
投稿者:Ken28at 22:10| ローカルな話題 | コメント(4) | トラックバック(0)
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しかし酷い状況ですね・・。
生物の異常発生というのは、他の生物との共通のエサとなるものが大量に余っている状態・・要するに共通のエサを食べて生きていた生物が急激に減るような状態になってしまったと考えるのが自然でしょうか。こういった生態系バランスの崩れを辿っていくと、おそらくその生物の棲む環境の変化が原因でしょう。人為的なもの、山地の開発などが原因していると思います。
素人目に見てもそれくらいは考え付くのですが、原因が判らないという一言で終わらせてしまっているのが腑に落ちません。
その虫を駆除するだけの対策なら、また別の虫が大量発生する原因になるだけです。全く持って無意味だと思います。
辛辣な意見で申し訳ないのですが・・よくあるこういった対策はどうも何かを悪者に仕立て上げて、その原因を作り出した自分達を正当化するための策のような気がしてなりません。
長々と曲がった意見ですみません・・^^;
投稿者:Fuuma-mfuk: at 2005/09/03 23:23
ふうまさん
直接の原因は、カシノナガキクイムシの発生(医王山ではH14年)ですが、仰るように間接的な原因・要因が..??
(前回も書きましたが..)
仮に、カシノナガキクイムシが襲ってきても、若い元気な木が被害に遭う例はないようです。
山で炭を焼いていた時代、炭の材料は程よく成長した広葉樹でした。
だから、山に老いた広葉樹はそれほどなかった=被害に遇わなかった?
もう一つは、温暖化が進む気象条件。(カシノナガキクイムシは南方系?)
地元新聞によると、解決の決め手がない、とありました。
それは、貴殿の仰るように、カシノナガキクイムシを防除しても今度は別の害虫が発生するかも..というか、
これだけ山全体に広がっては、1本だけでも多数の害虫坑があり、林野庁の言う防除方法は到底不可能であること。
乱暴な言い方ですが、老いた広葉樹が今回の被害で自然淘汰されるのを待つしかないのでしょう。
(しかし、今秋もクマが餌に困り..=クマ被害の恐れが多分にあります)
これまで、地元スキー場(IOX-AROSA)開発が遠因となっているのでないか?という気持ちが強かったのですが、
事はそれほど単純でない、という思いがしはじめています。
#かといって、地元スキー場に対する疑念ゼロということではありませんが..
投稿者:Ken28:URL at 2005/09/04 01:04
かなりひどい状態ですね。紹介いただいたサイトを見る限り、即効性のある有効な駆除方法も無いようですし・・。
乱暴な言い方ですが・・・>いやいや、人間の存在を無視して長い目で見ればそれが自然の姿なんだろうと私も思います。結局は仰るように山の手入れをする人が居なくなって生態系のバランスが変わったということなのでしょう。現実には我々人間の生活への影響があるから問題にしないわけには行かないわけですが。
しかし、同様の被害が世界遺産の原生林などで発生したら、どうするんでしょうね。国が一般の里山の保全と公立の保護林は別物、などと考えているとしたらそれこそ大きな間違いだと思いますが。
最近、農業や林業というのは産業という側面の他に国土の保全という観点から語られることが多くなってきました。
「国敗れて山河あり」ではなく「山河無くして国敗れる」にならぬよう、我々一般の人間がするべき事、などというのも含めて考えて行かなくてはなりませんね。
投稿者:ich:URL at 2005/09/04 11:31
ichさん
日本の食物自給率が低下し、世界一の農業国アメリカなどに頼るようになって久しいですね。
高度成長経済、工業製品輸出増加と引き替えに、とうとう主食であるコメまでもが自由化されてしまいました。
(以前触れましたように)農薬問題から見てもたいへん危機的状況なのですが..食物が危ない!
>山河無くして国敗れ..
こうしている間にも国の借金は天文学的数字で増え続けている現状をみますと、今はカネがある?からよいとして
おカネが無ければ、現在食糧危機・飢餓に見舞われている国と同じ..
→「山河無くして食糧もなく、国滅ぶ..」となるのでしょうかね。
現在、郵政民営改革選挙とか、何かと騒がしいですが、国の基板である農林水産業の振興にも目を向けて欲しい..(希望)
投稿者:Ken28:URL at 2005/09/04 19:31