2011年08月15日
子どもが東京に戻る。そして、
朝のはくたかで、子どもは東京に戻っていった。
新潟県内の大雨で、しばらく不通になっていたので、まずはめでたしめでたし。
どこかのカメラマンが取材に来て、人々の様子を撮っていた。
また、家内と二人暮らしに戻った。
せっかくの休日だし、家内は、いろいろと用がある様子だし、この機会に立山の実地踏査をしておこうと思った。
家に戻ると、山用にジャージに着替えて、サポーターなどを入れたリュックを持って出かけた。
前回は、階段の途中であきらめて帰ってきた。今日は、下まで行こう。ひたすら階段を下りた。下り終えるころには、足がふらふらになってきた。ようやく階段が終わると、道が左右に分かれていた。赤いテープの印が見えるので、左へ行く。木に巻き付いた赤いテープのところで、下りの道があったのでそちらへ行ったら、車道に出てしまった。これは驚いた。
みると、すぐ下を小川が流れている。今来た道に沿うように、山を下ってきている。これだなと思って、赤いテープの木のところまで戻って、その少し先の小川のところから、川上に向かって歩いてみる。なかなかの冒険ルートらしい。少し行くと、かなり険しい流れになってきた。長靴を履いてきているが、あまりジャブジャブと水浸しになりたくないので、川の中を避けて、少し脇の藪の中を歩く。ちょっと、小さな子どもが歩くルートとしては、危険ではないかと思う。しかし、多少の冒険も必要かなと、先へ進んでみる。
ずっと進んでいくと、岩壁を滝になって水が下っているところに出た。この先どう進めばよいのだろう。右の方が、緩やかに登って行けそうなので、そちらのルートをたどる。どうも危険すぎるルートで、どこかで大きな間違いを犯していそうな気がしてきた。とにかく、この坂を登り切って上の道に出よう。そう思って進んでみるが、急な岩壁が連続して、簡単には登れそうにない。携帯電話のGPSを見ると、車道に出るには、かなりの距離がありそうである。足は、疲労でふらふらである。これは遭難したなと思った。
さてどうしよう。救助を要請するか。でも、ここまで来てもらうのにどのくらい時間がかかるだろう。来た道を戻るか。戻ってどうする。下の車道まで下りて、誰かに集落まで送ってもらうか。でも、そこから、車を取りに戻らなくてはならない。タクシーを頼んだら、いくらかかるだろうか。とにかく、川に沿って、ゆっくりと下って、できそうなら、あの長い階段を戻って行こう。
そう思っているところに、急に雨が降り始めた。今のところ、そんなにひどい雨ではない。上流にそれほど水が集まるところはなさそうだから、川が増水して流される心配はないだろう。しかし、今いるところから、無事に渓流にまで下りるのが最大の問題であった。足を踏ん張って、おしりをついて、足を少しずつ滑らせたり、踏ん張れそうな木や草につかまって体を支えたりしながら、慎重に下りていった。しかし、2度ほど、危ない場面があった。何とか擦り傷ですんだのが奇跡だ。
ジャージのズボンをびしょ濡れにし、長靴の中を水浸しにしながら、何とか、赤テープの木のところにたどり着くことができた。
雨も収まったし、ゆっくり時間をかけて、階段を上っていくことにした。10段から20段ぐらい上っては、一休みしながら、ゆっくりゆっくりと登った。40分ほどかけて登ったのだろうか。何とか上にたどり着いた。
車にたどり着いたら、靴とシャツは着替えた。ズボンは着替えを持ってきていなかったので、ポンチョを座席に敷いて、その上にすわって車を運転した。足はもう動くかというくらいつかれていたが、運転はできた。アルペン村のコンビニで、おにぎりとサイダーを買って飲んだら、生還した喜びがわいてきた。
新潟県内の大雨で、しばらく不通になっていたので、まずはめでたしめでたし。
どこかのカメラマンが取材に来て、人々の様子を撮っていた。
また、家内と二人暮らしに戻った。
せっかくの休日だし、家内は、いろいろと用がある様子だし、この機会に立山の実地踏査をしておこうと思った。
家に戻ると、山用にジャージに着替えて、サポーターなどを入れたリュックを持って出かけた。
前回は、階段の途中であきらめて帰ってきた。今日は、下まで行こう。ひたすら階段を下りた。下り終えるころには、足がふらふらになってきた。ようやく階段が終わると、道が左右に分かれていた。赤いテープの印が見えるので、左へ行く。木に巻き付いた赤いテープのところで、下りの道があったのでそちらへ行ったら、車道に出てしまった。これは驚いた。
みると、すぐ下を小川が流れている。今来た道に沿うように、山を下ってきている。これだなと思って、赤いテープの木のところまで戻って、その少し先の小川のところから、川上に向かって歩いてみる。なかなかの冒険ルートらしい。少し行くと、かなり険しい流れになってきた。長靴を履いてきているが、あまりジャブジャブと水浸しになりたくないので、川の中を避けて、少し脇の藪の中を歩く。ちょっと、小さな子どもが歩くルートとしては、危険ではないかと思う。しかし、多少の冒険も必要かなと、先へ進んでみる。
ずっと進んでいくと、岩壁を滝になって水が下っているところに出た。この先どう進めばよいのだろう。右の方が、緩やかに登って行けそうなので、そちらのルートをたどる。どうも危険すぎるルートで、どこかで大きな間違いを犯していそうな気がしてきた。とにかく、この坂を登り切って上の道に出よう。そう思って進んでみるが、急な岩壁が連続して、簡単には登れそうにない。携帯電話のGPSを見ると、車道に出るには、かなりの距離がありそうである。足は、疲労でふらふらである。これは遭難したなと思った。
さてどうしよう。救助を要請するか。でも、ここまで来てもらうのにどのくらい時間がかかるだろう。来た道を戻るか。戻ってどうする。下の車道まで下りて、誰かに集落まで送ってもらうか。でも、そこから、車を取りに戻らなくてはならない。タクシーを頼んだら、いくらかかるだろうか。とにかく、川に沿って、ゆっくりと下って、できそうなら、あの長い階段を戻って行こう。
そう思っているところに、急に雨が降り始めた。今のところ、そんなにひどい雨ではない。上流にそれほど水が集まるところはなさそうだから、川が増水して流される心配はないだろう。しかし、今いるところから、無事に渓流にまで下りるのが最大の問題であった。足を踏ん張って、おしりをついて、足を少しずつ滑らせたり、踏ん張れそうな木や草につかまって体を支えたりしながら、慎重に下りていった。しかし、2度ほど、危ない場面があった。何とか擦り傷ですんだのが奇跡だ。
ジャージのズボンをびしょ濡れにし、長靴の中を水浸しにしながら、何とか、赤テープの木のところにたどり着くことができた。
雨も収まったし、ゆっくり時間をかけて、階段を上っていくことにした。10段から20段ぐらい上っては、一休みしながら、ゆっくりゆっくりと登った。40分ほどかけて登ったのだろうか。何とか上にたどり着いた。
車にたどり着いたら、靴とシャツは着替えた。ズボンは着替えを持ってきていなかったので、ポンチョを座席に敷いて、その上にすわって車を運転した。足はもう動くかというくらいつかれていたが、運転はできた。アルペン村のコンビニで、おにぎりとサイダーを買って飲んだら、生還した喜びがわいてきた。
投稿者:at Sushiat 19:34| 日記 | コメント(0)