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2008年9月27日

長崎乱楽坂

 吉田修一の小説である。
 先日買ってきた3冊の中で、最初に取りかかった。
 任侠の世界に生きる男たちと、それを取り巻く女たちの世界に、突如少年が放り込まれた感じで、それが、離れの部屋に住む幽霊を見るという物語に、不思議な感覚に襲われながら読み進めた。第1章の終わりの怪しげな光景が、この後どう展開するのかとドキドキしながら第2章を開いた。
 第2章に入ったら、物語ががらっと変わっていた。
 つながりのないばらばらの物語群のようで、実は深いところでテーマが貫いている一つの物語だった。1章の終わりに突如現れた同級生の女の子が、後に全く違った姿で再会し、主人公と東京へ旅立つかと思えば、そうではなく、最後は、主人公が身を滅ぼして終わる。
 当初、「東京湾景」や「7月24日通り」から関心を持って読み始めたので、映画と原作の乖離に不思議な感じを持っていたが、実はこの作家は、物語と言うよりも心の深いところを描く純文学系の人だということにようやく気づいた。

投稿者:at Sushiat 23:33 | 日記 | コメント(0)

ようやく退院

 長いようで振り返ってみると早かった。
 家内が帰ってくるので、急いで家の掃除などをしたが、なんとも言えずうれしい。


投稿者:at Sushiat 13:13 | 日記 | コメント(0)

2008年9月23日

USBメモリーのクラッシュ

 家内の容態も安定してきたし、午前中は、家で作業をしていた。
 主たる作業は、10月初めのキャンプの細案作りである。
 一通り作業が終わり、文章を保存してメモリーを抜いた。何気なく抜いてしまったのだが、抜いてしまってから、USBメモリーは、少し遅れて保存作業をすることをふと思い出した。大丈夫だったかなと再度差し直してみた。それが大きな間違いだったらしい。何とメモリーの中身が完全に消えてしまった。というか、全くアクセスできない状態になってしまった。
 比較的大容量のファイルの保存に使っていたメモリーなので、写真データなどはバックアップがあるのだが、せっかくつくった細案が全部作り直しになるのは痛い。
 何とかならないものかと様々に試みたが、何ともならないことが分かっただけだった。
 夕方、病院の帰りに新しいメモリーを買ってきた。

投稿者:at Sushiat 20:23 | 日記 | コメント(0)

2008年9月22日

思ったよりも回復が早い

 一時は心配したけど、思ったよりも回復が早い。
 今日はかなり固形物が出て、朝は半分も食べなかったけど、夕食は普通のご飯をほとんど食べきった。
 なんだかホッとした。


投稿者:at Sushiat 20:40 | 日記 | コメント(0)

みさと村の遠足

 秋の歩行遠足である。
 隣町との境目にある公園まで歩く。片道約4q。小さい子供には結構きつい。たてわりグループを組んで連れて行くリーダーの高学年の子供は、結構大変だ。
 実は、毎日の登校時に、リーダーを悩ませている1年生がいて、その子のグループのリーダーは、みんなから慰められている。
 果たして、今日は、どうなることだろう。

投稿者:at Sushiat 06:03 | 日記 | コメント(0)

2008年9月20日

最初の食事は、お粥の汁と具のな

 午前中で栄養点滴が終わり、夕食から食事が出た。とは言っても、お粥の汁だけと具のないスープだけ。
 それでも、食欲がないと言って家内は飲めなかった。これはかなりの重症だ。


投稿者:at Sushiat 19:30 | 日記 | コメント(0)

「手紙」はいい曲です

 何気なく車のラジオから聞こえてきた曲に引きつけられた。
 アンジェラ・アキの「手紙」だった。NHK合唱コンクールのために作曲されたとのこと、心にツーンと来て涙がダアッと流れてきた。
 ラジオでは、アンジェラ・アキの独唱だったが、これが合唱に編曲されるとどうなるのか、聞いてみたくなった。

投稿者:at Sushiat 17:37 | 日記 | コメント(0)

2008年9月19日

手術はやはり大変なもの

 1時から手術をして4時頃に病室に戻った。全身麻酔はすでに醒めていて、首の下あたりに麻酔チューブが付いていた。
 意識があって、痛みがあまりないというのには驚いたが、その後吐き気を訴え、びっくりした。8時の面会時間終了まで付き添って帰ってきた。その頃には吐き気止めの点滴が効いてきた様子だった。
 やはり、手術は大変なものだと改めて思った。


投稿者:at Sushiat 21:26 | 日記 | コメント(0)

家内の入院と手術

 以前から、少し体調が悪く、思い切って手術をした方がいいとのことで、入院して手術をすることになった。
 悪いところを切るだけで危険度は低いとのことで、手術室に行くまでは、リラックスしていた。病室のある階の談話室で待つように言われ、待てども連絡がない。もしやと思ったら、行き違いがあり、無事手術は終わっていた。ひとまず安心した。


投稿者:at Sushiat 17:06 | 日記 | コメント(0)

2008年9月18日

納棺夫日記読了

 話題の作品ということで、原作を買って読んでみた。なるほど、考えさせられる作品だと思う反面、あまりに哲学的で難解すぎるとも思った。
 多分、この本の前半部を脚色して映画にしたのだろう。
 それにしても、この葬儀社は、家の祖父母の葬儀の際にお世話になっている。もしかしたら、その時に納棺をしていただいていたのだろうかと、ふと気になった。


投稿者:at Sushiat 17:49 | 日記 | コメント(0)

病院

 1日休みを取って病院に来ている。とは言っても、自分ではなく家族の付き添いである。
 家内が病気入院することになった。明日は手術である。
 お医者さんから今後の予定を聞いたが、実感がわかない。まあ、とにかく任せるしかない。


投稿者:at Sushiat 11:31 | 日記 | コメント(0)

2008年9月14日

納棺夫日記

 先日、新聞に、本木雅弘氏が持ち込んだ企画で、納棺師を描く「おくりびと」という映画のことが取り上げられていた。青木新門さんの「納棺夫日記」から企画したとのこと。
 青木新門さんは、北陸富山の作家として有名だが、名前だけは知っていて、実際は著作を読んだことがなかった。
 早速「納棺夫日記」を本屋で買ってきて読み始めた。
 読み始めると夢中になって三分の1ほど読んだところである。淡々とした書きぶりであるが、なかなか味わいがある。北陸の風情が感じられ作品の世界に取り込まれてしまう。続きが読みたい。

投稿者:at Sushiat 07:16 | 日記 | コメント(0)

2008年9月6日

7月24日通り

 「7月24日通りのクリスマス」を見たら、原作が読みたくなった。
 近くの本屋で、400円也。

 やはりというか、映画と原作では、いろいろと設定が変わっていた。陸上部が演劇部になっていたり、電気屋が喫茶店になっていたり、主人公とひょんな出会いをする青年が、百貨店のガードマンから本屋の店員になっていたり、主人公が影響を受ける詩人の本が、マンガになっていたり。
 映像化することを考えると、そうした変更にはわけがあるのだろうけれど、原作をこうしていじくるというのは、私は好きになれない。
 その辺りを配慮して、別の作品だよというつもりで、題名を変えているのだろう。映画は映画で、よかったのである。大沢たかおが演じた役は、原作では、もう少し生臭い男だった。

 そうして、いろいろと仕事を抱えているのに、土曜日を浪費してしまった。

投稿者:at Sushiat 15:35 | 日記 | コメント(0)

2008年9月5日

暑かった

 今日は4000人近くが参加する運動会だった。
 このところ天気がぐずついていて、今日も天気予報がはっきりしないので、本当にあるかドキドキしたが、何のことはない、さわやかな風が吹く(途中、日差しが強すぎる面もあったが)よい天気だった。
 一応、日焼け対策はしたのだが、結構焼けてしまった。
 運動会は、無事終わり、ほっとしている。

 こういう日は、とにかくビールが飲みたいね。

投稿者:at Sushiat 20:07 | 日記 | コメント(0)

2008年9月3日

未来予想図

 続けて映画である。
 宣伝を見て、ついつい見たくなり借りてきた。
 ドリカムが、自分の歌を映像化しようと企画したとか。
 いかにも純愛物語ですって感じなのだけれど、それはそれで、楽しめてしまったのは、松下奈緒さんの魅力か、スペインの風景の魅力か。
 相手役の男性が、演技はぎこちないのだが、味わいがあってよかった。
 実は、ドリカムの「未来予想図」という歌は、まともに聴いたことがなかった。一度改めて聞いてみたいと思った。
 それはそうと、西田尚美さんがいい。ほんの少しの出番で、存在感がある。こういう人が名優なのだろう。
 松坂慶子さんのお母さん役がいい。最近ちょっと太め傾向に拍車がかかっているのだが、九州弁のセリフがなかなかはまっていていいお母さんを演じていた。

 こうしてスペインの風景を見ると、行ってみたくなるね。

投稿者:at Sushiat 23:13 | 日記 | コメント(0)

2008年9月2日

7月24日通りのクリスマス

 吉田修一原作のドラマと言うことで、リスボンが舞台と言うことで、ぜひみたいと思っていた。
 実は、リスボンにあこがれて、自分の町をリスボンになぞらえている女の子が主人公のドラマだった。この辺り、原作を読んでいないことがばれるね。
 赤い服を着た外国人のおじさんと子供が唐突に登場するので、なんじゃこりゃと思ったが、終始そんな調子のどたばたお笑いドラマ。それでいて、きちんと心に届くメッセージを書き込んでいる。笑わせながら涙を流させるというのは、なかなか上質である。
 何がよいかと言うと、何といっても主演の中谷美紀である。ハンサムな弟をもつ、ドジでさえないOLを演じ、それが、すごく上手なのだ。
 それにしても、大沢たかお、佐藤隆太、上野樹里、阿部力、劇団ひとり、川原亜矢子、沢村一樹、YOU、小日向文世と、これでもかと出演者をそろえてくる辺りは、日本映画の得意技か。

投稿者:at Sushiat 23:45 | 日記 | コメント(0)

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