今日こそは行くぞ、そんな思いで、出発。
思えば、昨年末の怪我以来車で遠出していない。出かけたといえば、2月の東京以来だ。
とはいえ、まずはガソリンを入れねばと、スタンドに立ち寄るために、ゆっくりめのスタート。と思ったら、本当にゆっくりになって、8時近くにでた。でも、そんなに急いでも仕方がないだろう。
8時20分高速に乗る。タイヤを替えたばかりのせいか、何となくハンドルが落ち着かない感じ。スピードを出すのが怖かった。
連休で、チューリップフェアもあるから、さすがに高速は混んでいるだろうと思ったが、ぜんぜん混んでいなかった。
9時をすぎて、尼午前で休憩。
9時40分、高速を降りる。営農トラックの後について、ゆっくりと走ることになる。何となく、見覚えのある道だと思ったら、吉崎御坊に向かっていた。その後も、営農トラックについて、ゆっくりゆっくりと進むうちに、芦原温泉を過ぎ、三国競艇場を過ぎると東尋坊だった。
遊覧船に乗る。1200円なり。なかなかの景色で、乗ってよかった。その後、しばらく岩場を散策する。靴を考えてくるべきだった。
駐車場に戻ろうとして、一番海沿いの店でソフトクリームを買う。300円なり。メインストリートからはずれていて、寂れた感じ。おじさん二人がひまそうにしゃべっていた。甘くないよと言われたとおり、ソフトクリームは甘くなく、油脂の味がした。
駐車場の売店で羽二重餅と酒を買って、越前海岸を南下することにする。
呼鳥門で、ほぼ1時。休憩。
そばと焼きイカを食べて900円。さて、呼鳥門を見に行くかと思ったら、立ち入り禁止になっていた。その理由が書いてないのが不親切だ。遠目に写真を撮って、行くことにする。
越前ガニミュージアム、ちょうど団体さんといっしょになった。これがどうも成年の知的障害者の団体のようで、3D映画の上映で、おしゃべりが止まらない男性が隣にいたために、落ち着いて映像を楽しめなかった。障害ゆえのことだが、申し訳ないけれど、ちょっと困るなと思った。600円は高いなと思ったけれど、小さな町の小さなミュージアムゆえ仕方がないだろう。
北前船主の館、以前から来たかったが、福井県でもかなり南の方に位置するので、なかなかここまでは足を伸ばせずにいた。
入ってみると、そこそこ高齢の女性が受付をしていた。やはり高齢の女性が掃除をしていた。裏手の方では、なにやら修繕をしているらしい金槌や鋸の音が聞こえている。JAFの会員割引があるということで、言ってみたら、450円で入場できた。せっかくだからほかでも使ってみるようにしよう。
館内撮影禁止である。5月人形や石碑の碑文、船絵馬など、大変おもしろい展示があったので、カメラでとってきたい気持ちだった。今時、全館撮影禁止は段々となくなっているのだけれどな。
特によかったのは、高台にある洋館だ。すてきな建造物だった。日露戦争の海上封鎖作戦と広瀬中佐に関する展示があって、どういう関係かなと思っていたら、実は、作戦に使われて沈められた船が福井丸で、この館の主の船会社の船だったのだ。そのことが、洋館のさらに上にある資料館の展示でわかった。
さて、時刻はほぼ4時。そろそろ帰路につかねば。ナビで検索すると、ほぼ3時間かかることがわかる。途中行楽帰りの車で渋滞するかもしれないなあと思いながら帰ってきたが、意外に順調で、富山西インターまでは、非常にスムーズだった。その後、ファミリーパークから、有沢橋へ向かう道を来たが、こちらは異常な混みようでまいった。たぶん、普段運転し慣れていない人が、休日で運転したためだろう。ちょっと疲れたが、無事帰ってこられた。めでたし。