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2010年8月21日

八日目の蝉

 この春にテレビドラマ化された。
 見ようかなと思ったけど、初回を都合で録画できなかったら、ついついその後も見ないままになってしまい。それでも、最終回だけは録画して見たのだ。そして、猛烈に後悔した。北野きいさんが、とってもかわいくて魅力的で、その反面、壇れいさんが、若々しくかわいいビールの宣伝とは打って変わって過去を引きずったおばさんを好演していて、よかったのである。
 きっとすぐに再放送するだろうと思ったが、NHKはしてくれなかった。
 それで、原作を見てみたいと思った。ところが、市立図書館の方は、絶対無理と思われるくらい予約がついていて、順番が来る前に1年かかりそうだったし、アマゾンで検索すると、高めのハードカバーしかないようである。ついつい、買うのがおっくうになって、それきりになっていた。
 それが、先日本をまとめ買いしたときに、カートに入っていて、勢いで買ってしまったのだ。
 本の読み方としては禁じ手だが、ついつい、最後を読んでしまった。すると意外な終わり方をしている。
 次に、2章の方から読み始めて、さいしょに戻って、今朝、1章を読み終えて完結した。
 最終回しか見ていないのであるが、テレビの展開とはだいぶ違うようである。
 2人は、結局すれ違ったままに終わっている。
 なんだか物足りないなと思ったときに、最後の2行がぐっと心に迫ってきた。味わい深い終わりの2行である。2人の今後に、優しいまなざしを向けている作者の多いが込められているようだ。ハッピーエンドにせずにぐっと抑えた思いを込めて物語を世に送り出した作者が、さすがと思われた。

投稿者:at Sushiat 07:02 | 日記 | コメント(0)

2010年8月18日

あいさつ

 テレビで公共広告機構のあいさつを呼びかけるCMがあった。
 「こんな風に、みなさんあいさつしましょうって呼びかけられるのって、なんだか不愉快よね」と家族が話しているのを聞きながら、旅のことを思い出した。
 東北旅行の時に、2度、見知らぬ人に声をかけられた。
 1度目は、遠野市で市立博物館から出て、坂を下りたところで、通りがかりの女性に、「おはようございます」とあいさつされて、ちょっとびっくりした。
 2度目は、盛岡市でエスポワール岩手というビルで、エレベーターを待っていた中学生ぐらいの女の子に「こんにちは」とあいさつされた。
 こっちは、いかにも旅人って感じの格好だったので、ようこそ岩手へという気持ちで声をかけてくださったのだろうか。自分に置き換えて考えてみると、なかなか見ず知らずの人に、こちらから声をかけることはないなあ。
 感心するとともに、今度駅前で、旅人らしき人を見かけたら、こちらから声をかけようかなと、ふと思った。

投稿者:at Sushiat 18:30 | 日記 | コメント(0)

2010年8月17日

行く夏を惜しむ

100817_1645~01 ふと思い立って岩瀬浜に来てみた。けして多いとはいえないが、行く夏を惜しむ人々が確かにいた。 
 なつかしい海の家が、1軒だけだがちゃんと営業していた。
 浜辺でバーベキューをする若者グループや、服を着たまま波打ち際で水につかる若者たちもいて、それぞれに楽しんでいるようだった。
 5時近くなって帰ろうとしたら、これから海につかりに来る家族連れもいた。
 クラゲは大丈夫なのだろうか。

投稿者:at Sushiat 16:48 | 日記 | コメント(0)

2冊の本

 お盆の13日に本を注文したら、15日に届いた。
 本の題名は、「人の上に立つ人の仕事の実例危機管理術」と、「重大事件に学ぶ危機管理」である。著者は、佐々淳行さん。
 実は、7日に聞いた講演で、「仕事の危機管理術」が紹介された。おもしろそうだったので、早速帰りに、通りがかりの大きめの本屋へ行ったが、見当たらない。仕方なく、さらに大きな本屋へ行ったら、そこには本の検索機会があって、この本が絶版らしいことがわかった。
 インターネットの本屋で探してみようと思ううちに、他事に紛れて13日になってしまったわけだ。
 アマゾンの古書コーナーで、注文したついでに、以前からほしいと思っていた本も、ついでに注文することにした。それで、おすすめに沿って、佐々さんの本をもう一つ買おうと思って、注文したのが、「重大事件に学ぶ・・・」である。
 早速、昨日、「仕事の危機管理術」を読んだ。読み終えて、もう1冊も、と目次を見ると、どうもよく似たことが書いてある。何のことはない、「重大事件に学ぶ・・・・」の方は、「仕事の危機管理術」の増補版という扱いだった。だから、「仕事の危機管理術」が絶版になっていたわけだ。
 「重大事件に学ぶ・・・・」は、新しく書き加えられたところだけを拾い読みした。
 安倍晋三に期待するようなことが書かれていたり、松下政経塾を賛美するようなことが書いてあったりする。そういう著者の政治的立場が、ちょっと私にとっては受け入れがたいものがあるが(もっとも、2004年の著書だからしかたがない)、大変参考になる本だった。もっと早く手にすべきだった。

投稿者:at Sushiat 09:33 | 日記 | コメント(0)

2010年8月15日

お盆なので

 昨日は、弟家族が里帰りして、食事会をした。
 甥っ子達が、それぞれに大きくなったのにはびっくりした。それ以上に驚いたのは、実家にしまっておいた漫画を見つけだして、兄弟で奪い合うように読んでいたことだ。
 今回は、学習塾がらみの話題がなくてよかった。そういう話は、聞いていてつまらないし、ミョウに細かい物知りをひけらかすようなことになってくると、おいしい食事がいっぺんにまずくなる。
 つまらない話がなくて、よかったが、せっかく話が盛り上がりそうになると話の腰を折る人がいて困る。そんなこんなの一時だった。 
 そして、今日は、家内の実家の方の食事会。
 こちらは、田舎の広い家だからとクーラーのない家なので、さすがにこの天候ではまいってしまう。外に夕涼みに出ると、蚊が待ち構えていて刺しに来るので、かなわない思いだった。
 暑さには参ったが、おいしいお刺身を食べられて幸せだった。

投稿者:at Sushiat 18:48 | 日記 | コメント(0)

2010年8月12日

自覚症状と検査結果

 定期的に検査を受けている。
 高コレステロールを指摘されて、薬を飲んでいるのだが、月に一度通院して診察を受けなくてはいけない。また、2ヶ月に一度血液検査がある。
 今日はその検診日だったのだが、昨晩は、ふと思いついて、東北旅行で買った酒の残りを飲んでみようと思ううちに、ついつい飲み過ぎて、一本(360ml)飲んでしまったのだ。しかも、いろいろやっていて夜更かししてしまった。
 今日は、朝からちょっとまだ酒が残っている気分で、あまりよい気持ちではなかった。それに、今週は、休暇をいいことにぐうたらしていて、全く健康的ではない。

 にもかかわらず、血液検査の結果は、かつてないよい数値が出て、お医者さんにほめられてしまった。
 結局、ぐうたらすることが一番健康によいということだろうか。

投稿者:at Sushiat 17:54 | 日記 | コメント(0)

2010年8月11日

サマータイムウォーズ

 以前、子供に頼まれてコピーしておくってやったのだが、自身は見たことがなかった。
 ちょうど、テレビでやっていたのを録画したので、昼間に見ていた。

 何とも荒唐無稽な話でびっくり。でも、スケールがでかくて、それなりに楽しんでしまった。
 アバターがバーチャルな世界で活動したり対戦したりするというのが、こんなふうになるときが果たしてくるのだろうか。
 だれもが、ゲーム機や携帯電話を手にゲームに打ち込むなんて、考えてみるとちょっと気持ち悪いな。
 

投稿者:at Sushiat 17:34 | 日記 | コメント(0)

2010年8月10日

シリアの花嫁

 これも、是非見たいと思っていた映画だった。
 休暇のおかげで、じっくりと見られてよかった。
 イスラエルとかパレスチナとか、わかっているつもりでわかっていないことがあまりにも多いことに気づかされる。
 花嫁とその彼氏の物語だと思っていたが、実は花嫁の家族の物語で、主人公は、花嫁の姉だった。
 厳しい現実の中で、それでもたくましく立ち向かっていこうとするすがたを、さわやかに描こうとしているようだった。

投稿者:at Sushiat 18:02 | 日記 | コメント(0)

In the valley of elah

 ずいぶん前から、いつか見たいと思っていた映画のDVDを見た。
 これは興行的にぜったい当たらない映画だというのが率直な印象である。
 警察と軍隊の関係が難しすぎる。
 でも、アメリカでは、そういう事情を常識的にわかっていて、理解できる素地があるのだろうか。
 重苦しい映画だった。イラク戦争そのものが狂っていること、帰還兵士たちに重い精神疾患をもたらしていることが伝わってきた。
 せっかくの休暇に見る映画じゃなかったと思った。
 
 ついでに、エラの谷っていうのは、事件の起きたイラクの地名かと思っていたが、ダビデとゴリアテが戦った場所の名前だった。正義の戦いという意味を込めたのだろうか。そのあたりは、ちょっとわからない。

投稿者:at Sushiat 16:13 | 日記 | コメント(0)

砺波工業に大拍手

 高校野球、富山県代表が、全国レベルの高校と対等に渡り合えるなんて想像もしなかったです。
 朝、ゲゲゲの女房を見た後、たぶん負ける、どころか、ぼろぼろに負けると疑いもせず、見る気がしないでテレビを消したままにしていた。
 今、テレビをつけてびっくり。確かに負けていたけれど、1点差。しかも、9回に大逆転のチャンスがあったなんて。最後は、相手投手に力負けしたけれど、まかり間違えば勝っていたかもしれないと期待を持たせる負け方だったなあ。
 なんてすばらしいんだ。

投稿者:at Sushiat 11:11 | 日記 | コメント(0)

2010年8月9日

日本中が標準語?

 東北の旅から1週間がたとうとしている。
 旅の中で思っていたことを、今思い出した。
 それは、どこへ行っても方言の響きをほとんど耳にしなかったことだ。
 もっとも、訪ねたところといえば、高速道路のサービスエリア、博物館、町役場、ホテル、レストラン、ガソリンスタンドなどである。よく考えると、その地方の普通の人と接する場があまりなかったことに気づく。公共機関は、やはり標準語に心がけているのだろうな。道の駅などでも、あまり話し声を耳にすることがなかったから、そんな印象を持ったのだろうな。
 そんな中で、唯一、地方色が色濃かったのが、立石寺であろうか。私が下山する頃に続々と登ってきた人たちの口から、特に、子連れの母親が子供に呼びかける言葉からは、地元の方言が聞かれて、なんだかほっとした気持ちになったのである。

投稿者:at Sushiat 11:47 | 日記 | コメント(0)

2010年8月1日

東北の旅 13 帰途につく

 米沢の町を北西に向けて抜けていくことになる。
 心配なので、携帯のナビを使って進んだが、またしても曲がり角を1本間違えて、上杉家御廟所へ行ってしまった。けがの功名で、かえってよいものを見ることができた。
 初代の謙信から始まって、歴代の城主の墓が、左右に順番に作られていた。鷹山の墓の奥に世子という小さな墓があった。若くしてなくなった鷹山の子供の墓だった。そのために、鷹山は、先代の子供に家督を譲って引退し、後にまた財政改革のために復活することになる。
 287号線という田舎道をひたすら北上する。南に帰るはずなのに、こんなに北上していることが不安になるくらい北上した後、川西町というところで、西に向かう。かと思えば、三菱鉛筆の工場というところからまた山道を北に向かい、飯出というところで、113号線に入る。後は、日本海東北道の荒川胎内ICに向かって、ひたすら西に向かって走る。
 地図を見ながらどこまで通過したかをチェックしながら、見知らぬ道を走るのは、つくづく不安なものである。前に白いプリウス、後ろにダンプカー。プリウスは、カーブやトンネルの手前で極端にスピードを落とすので、何度か後ろのダンプに追突されそうになって冷や冷やした。
 関川温泉郷を抜けると、だんだんと海に近づいている感じがしてきた。
 荒川胎内インターというのは、海のすぐそばだった。高速に乗ってほっと一安心したのもつかの間、ここも、無料化社会実験の影響で、すごい渋滞が始まった。
 渋滞の原因は、スピードが落ちてくると停まってしまい、前の車が動いてもすぐに反応しない車の存在である。見通しのよいカーブで前を見ているとよくわかる。ああ、あの車のところで渋滞が始まっているな、というのが見えるのである。
 さらに、インターチェンジ直後に2車線が対面通行に変わるところがあって、インターから流入する車と、追い越し車線から入ってくる車とにはじかれて、渋滞が激しかった。
 それでも何とか流れるようになって、完全2車線でスムーズに流れるようになると、ほっとした。
 黒崎PAで休憩を取って、後はひたすら車を走らせた。
 ところが、上越市に近づくにつれて、ガソリンの残量が不安になってきた。行けそうなんだが、ぎりぎりのような気もする。思い切って名立谷浜SAで給油した。
 富山に戻って高速を下りたら、7時過ぎだった。予定よりかなり早く戻れた。
 そういえば、今日は神通川の花火大会である。
 家に着くと、家族はちょうど夕食を食べ終わろうとしているところで、早かったねと驚かれた。
 とにかく、無事戻れてよかった。かなり疲れた。
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投稿者:at Sushiat 21:22 | 日記 | コメント(0)

東北の旅 12 米沢へ

 昨日下りたインターに向かって走り、そのまま道を南下する。
 山形市の中心部をかすめるように道が走っている。ここで、一度給油することにした。近所のセルフスタンドとそっくりのスタンドだったが、会員価格じゃない人は、1L136円。最高値である。
 道は国道13号線。やがてそれが高速道路につながるところがあった。一般道を走る計画だったので、直進せずに脇にそれたが、無料化社会実験の文字があるのを見て気づいた。高速を行ってもよかったのだ。
 ひたすら道に沿ってまっすぐに行くうちに、米沢喜多方方面は、左に折れていく。そちらに進路を変えると、さほどたたないうちに米沢市内に入っていた。
 寺の塀に沿って、かくかくと道を曲がると、中心部繁華街という感じのところだった。前を真っ赤なシボレーカマロが走っていく。よく見ると、富山ナンバーだった。上杉神社の案内表示の辺りで、交通整理のおじさんにこっちこっちと案内されて、前のカマロと一緒にそちらに曲がっていくと、広場が駐車場になっていた。今日は日曜日、人でも多いのだろう。
 上杉神社へ向かい、稽照殿という宝物館を見る。確か、上杉謙信の馬上姿の銅像があったはずと思ったが、それはみあたらなかった。稽照殿は小さな建物だが、中身は結構見るべきものがあった。甲冑のコレクションがすばらしい。松岬神社を見て、上杉記念館に向かう。中身に期待したい気持ちだったが、どうやら中は料亭の雰囲気だったので、庭を眺めるにとどめる。
 直江兼続屋敷跡というのがあるようなので、行ってみたら、普通の住宅のかどに看板が出ているだけだった。ちょっと残念。
 その後、上杉博物館を見る。ちょうどビデオ上映の時刻だったのでビデオ室に入る。名前はわからないが、有名な俳優さんが上杉鷹山を演じていた。回っていたら、洛中洛外図屏風があった。そういえば、上杉本と書かれたものがあったのだった。こんなところで出会うなんてと感動する。
 ちょうどお昼時だったので、上杉城史苑のレストランに入る。牛丼1400円也。肉の量は多かったし、味付けのとろろと半熟卵とポン酢というのが、1400円の所以かなと思いながら食べた。
 さあ、これで、帰途につくことにしよう。

投稿者:at Sushiat 13:40 | 日記 | コメント(0)

東北の旅 11 立石寺

 夜中が結構つらかった。腹が張って、何度もトイレにこもっていた。熟睡できなかった。その上、部屋が2階でトイレが1階なので、何度も階段を上り下りするのが他の客に迷惑だろうと思い、気がかりだった。
 朝方、外の空気を部屋に入れたら、さわやかで、ようやくちょっと眠れた。
 朝食は7時半からということで、遠慮していたが、7時半に行ってみると、もう他のお客さんは食べ終わった後のようだった。朝食はパンメニューだった。
 8時にチェックアウトして立石寺に向かう。宿泊客は昼間の駐車OKということで、車に荷物を積んで、ナップサックを持って出かける。
 ぽつりぽつりと参拝客がいるが。本当に静かである。もうすでに下山してくる人もいる。参道の細道を登ると、やがて、仁王門に出た。結構立派なに王様の木像である。そこから、いろいろな建物が建ち並んでいる。てっぺんまで登ると大仏殿があった。ちょうど管理人とおぼしき坊さんが登ってきて扉を開けたので、中の大仏を見ることができた。もう少し近くで見たいと思って、中に入ってよいか一応聞いてみたら、無愛想に入れませんと言われた。見ると、法要などの人以外は入れないと書いてある。それにしても、もう少し愛想よくできないものだろうかと思う。
 開山堂は、夜のライトアップできれいだったが、登ってみると、上からの景色が格別だった。山寺駅や民宿がちょうど真下に見えた。
 下りてくると、ちょうど仁王門の辺りで蝉の声が変わったのを感じた。仁王門の脇にトイレがあったので、利用したが、意外とまともな水洗トイレだったのには驚いた。
 宿に戻って出発の挨拶をしていこうと思ったが、見知った顔はいなかった。そういえば、今日は子供の行事とかで家族が出払うようなことを言っておられた。
 若い元気そうな体格のよいお兄さんが、声をかけて、冷水を勧めてくれたので、ついでに土産にジャムを買った。ところが、レジのおばさんが、不慣れらしくて640円のジャムを買うのにドラマがあった。
 9時40分頃、山寺を発った。

投稿者:at Sushiat 09:50 | 日記 | コメント(0)

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