<< 2009/05トップページ2009/07 >>
2009年6月28日

解夏 その後

 何となく気になって、解夏に収録されている他の2作を読んでしまった。
 フィリピンから来た花嫁が家族に受け入れられていく話、ふるさとの消滅と家族の崩壊に伴う心の傷がいやされていく話。とても心にしみいる物語だった。
 小説のうまい下手で言えば、まだまだなのだろう。文学賞の知阿庄になる作品ではないのだろう。でも、さだまさしのもっている世界の幅や深まりを感じられて、とてもよい読後感であった。とりわけ、ダム湖に沈んだ村が、渇水で出現し、それを、知らずに再会した我が子と訪ねていく場面、別れた幼なじみであるその子の母親が、出迎える場面が、心にしみいる。その後を書かないところが憎いんだな。

投稿者:at Sushiat 23:18 | 日記 | コメント(0)

2009年6月27日

解夏

 解夏を読んだ。
 映画になった話題作だが、かなり哲学的な小説だった。そして、ベーチェット病というものをはじめて知った。
 失明したり、体に震えが来たりする病気だとは知っていたが、失明することで、病状が治まるというのは知らなかった。もっとも、これは小説で、医学書ではないので、すぐさま信じるのは問題とは思うが。
 本には、解夏のほかに、2作収録されている。おいおい読んでみようと思う。

投稿者:at Sushiat 22:33 | 日記 | コメント(0)

頭が軽くなった

 先週、何とか時間を作って理容店に行っておくべきだった。今週の暑さで、耳のあたりに髪の毛がかかるのが、うっとうしくてたまらなかった。どんなにうっとうしくても、平日は、理容店に行けないので、ようやく、今日出かけた。
 ちょっと朝、のんびりしていたら、行ってみたら、先客が3人いた。
 そんなこともあろうかと、山際淳司の本を持っていったが、あっという間に読み終えてしまった。その後、店にあった富山のおいしいお店情報やおいしいラーメン店の情報を見ていたら、順番が回ってきた。
 以前何度か行ったことがある。大きな赤提灯が目印の店が、閉店したと思っていたら、実は、移転していたことが分かった。ただし、今度は大きな提灯はなくて、小さな赤提灯になったらしい。

 帰ってきたら、昼を過ぎていた。昼ご飯を食べたら、眠気を催して、座敷で寝ていたら、邪魔にされたので、寝室に行って寝直したら、結局夕方まで寝てしまった。

 ところで、山際淳司の本は、よかった。歯切れのよい文体がすきなのであるが、この本でも、それは十分に味わえた。
 いかんせん、もうお亡くなりになってかなりにある。おしい人を亡くしたとしみじみ思う。

投稿者:at Sushiat 19:23 | 日記 | コメント(0)

2009年6月21日

一仕事に一区切り

 ある団体の、五十周年記念文集の編集を頼まれている。
 本当は、一昨年が五十周年であった。しかし、担当者の個人的な忙しさに、ついつい企画が延び延びになり、昨年から、わたしが編集委員に加わった。あらかたの原稿は、昨年夏には片がついたのだが、肝心の団体の長の方の原稿が遅れ、何となく今年度にずれ込んでしまったら、今度は、自分が、身動きがとれなくなっていた。
 あとちょっとで完了するのに、そのちょっとに手を付けられないままに、時間ばかりが過ぎていった。
 今日は、ちょっと腰を落ち着けて、編集作業を進めた。こうした思い切りがどうしても必要なのだ。
 やることをやると、足りないことや課題が見えてくる。ほかの編集委員にやってもらう仕事の段取りを付けて、今日は帰ってきた。
 ちょっと先が見えたようでうれしい。

投稿者:at Sushiat 15:44 | 日記 | コメント(0)

2009年6月20日

点の記 追記

 映画の後、ショッピングセンター内の書店で、本を買った。
 買ったのは、「真夏のオリオン」と、「精霊ながし」。
 真夏のオリオンは、ネット書店で、1週間待ちと出たが、そういうときこそ地方書店には出回っているだろうと思ったのが正解だった。
 まだ、読み終えていない本が山積みになっているが、早く読みたいものだ。
 

投稿者:at Sushiat 20:40 | 日記 | コメント(0)

劍岳 点の記 を見た

 遂に見てきた。
 午前中は、たまった仕事をかたづけ、昼からは、作文の会。今日は、作品選定の作業がに進み、3時を少し過ぎた頃に終わった。
 点の記の上映時刻は、3時半、4時半である。急いでいけば、ぎりぎり3時半の上映に間に合うかもしれないと思った。
 映画館のあるショッピングセンターまでの道は、意外なくらいスムーズだった。しかし、かなり広い駐車場がぎっしりで、車を停めて映画館の窓口に行ったときは、3時27分、「3時半の上映のチケットはありますか」と聞いたら、「ありますよ」と明るい答え。通路より上がつまっているだけで、意外と空いていた。
 上映時刻が迫っているので、飲み物を買って入りたかったがあきらめた。
 席に着くと、続いて隣の席に、若い女の子2人がすわったが、手にした直径30センチはありそうなポップコーンのカップにびっくり。彼女は、映画の前半中、ボリボリと食べ続けていた。
 映画は、意外とよかった。ちょっと敵役の仲村トオルが、鼻につく演技をしすぎだったり、國村隼の演じる陸軍幹部が非情だったり、展開が早すぎて説明不足を感じるところがあったりしたが、映像の美しさや、真に迫るカメラワークが、本当によかった。
 何より、香川照之演じる宇治長治郎の悲しみを背負った演技が素晴らしかった。
 エンドロールが、「剣岳の仲間」と紹介されたのが、なるほどと気持ちが伝わるものだった。
 見た直後は、もう見なくてもいいなと思ったが、家に帰る頃に、感動がだんだんと胸に迫ってくる感じだった。
 いい映画だったと思う。

 そういえば、この映画の音楽が話題になっていた。ほとんどは、ヴィバルディーの四季から採られているである。それもまた、味わいがあってよかったと思う。

投稿者:at Sushiat 20:33 | 日記 | コメント(0)

2009年6月19日

日本が聞こえる

 さだまさしの本である。
 まほろばの国からを読み終えたら、似たようなもう一冊を読み始めた。
 何のことはない。別会社から出ているが、元は、同じエッセイである。それでも、見事に重なりなく収録されていたのには感心した。
 エッセイに登場する時代的には、もうかなり昔になるが、ああ、そんなこともあったねとか、ああ、そういうことだったのかなど、興味深いことがいろいろとあった。
 NHKの旅番組は、さだまさしが始めて、笑福亭鶴瓶に引き継いだということを始めて知った。

投稿者:at Sushiat 23:35 | 日記 | コメント(0)

2009年6月18日

給食を食べる会

 父母の希望者が、子どもたちと一緒に給食を食べる会があった。
 お母さんが来て、舞い上がる子ども、妙にお行儀がよくなる子ども、いろいろだったようだが、子どもたちは、親が来てくれることをとても喜んでいるようだった。そのことが、親子関係のよさを感じさせて、心地よかった。

投稿者:at Sushiat 22:06 | 日記 | コメント(0)

2009年6月15日

まほろばの国で

 さだまさしの本を読み始めた。
 毎日新聞にエッセイを連載していたらしい。その中からピックアップしてまとめた本だった。
 見開き1ページに1つの話題なので、大変読みやすく、ついつい、どんどん読んでしまう。
 さだまさしが、けんか好きで、結構運動能力の高い人だったとは、はじめて知ったね。それに加えて、古典文学への造詣も深いのはさすがである。

投稿者:at Sushiat 22:21 | 日記 | コメント(0)

2009年6月13日

劍岳 点の記

 富山が舞台になった映画の公開日である。
 見にいきたかった。でも、仕事がどーんとたまっていて、行くにいけない。仕事から来るストレスでつぶれそう。いっそ、映画を見て気分転換した方がいいかもとも思ったが、多分今日は、映画館は満員だろうと思うと、その気分もなくなった。
 来週は行こう。ちなみに、映画館の上映予定をチェックすると、ほぼ1時間おきにやっている。3スクリーンで回しているらしい。

投稿者:at Sushiat 21:13 | 日記 | コメント(0)

2009年6月12日

さだまさしの本

 さだまさしの本が無性に読みたくなって、近くの古本屋を訪ねた。
 意外にあった。さだまさしを4冊、吉田修一を1冊、山際淳司を1冊買ってきた。

 まほろばの国で
 そうしたら掌に自由が残った
 日本が聞こえる
 解夏
 
 日曜日たち
 
 いつかまたプレーボール

 の6冊である。
 とりあえず、まほろばの国で から読み始めている。 

投稿者:at Sushiat 23:12 | 日記 | コメント(0)

2009年6月6日

さだまさしの小説

 先月の巡回図書館で「茨の木」という、さだまさしの本を借りた。
 結構分厚い本なので、ずっとベッドのそばに置きっぱなしだった。それを、読み始めたら、止まらなくなって読みきった。
 父の遺産のバイオリンのルーツを探しに、スコットランドへ行く話である。
 さだまさしの小説は、眉山を読んだきりだったが、これまでに4作ほど出ているらしい。ぜひ、ほかの作品も読んでみたいと思った。
 そういえば、精霊流しも、テレビドラマで見たが、原作は読んでいないのだった。

投稿者:at Sushiat 06:32 | 日記 | コメント(0)

<< 2009/05トップページ2009/07 >>
▲このページのトップへ