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2011年11月12日

宇奈月への旅

ようやく、のしかかっていた重たいものがとれた週末、絶対にどこかへ行きたいと思っていた。本当は、来週末に東京あたりへ行きたかったが、どうも現実的ではないので、行けるところで、あれこれと行き先を考えた。白山林道は2日前に封鎖された。まだ行っていない九頭竜湖あたりが魅力的だった。ついでに久しぶりに恐竜博物館に行くのもいいと思った。しかし、できれば自然の中を歩きたい。その前後に長いドライブはちょっとつらい。そう思って、あれこれと考えていたら、宇奈月を思いついた。地鉄電車で行って、宇奈月の温泉街や宇奈月ダムあたりを散策すればよいではないか。電車から見る景色も良さそうだぞ。
 そう思ったのだが、調べてみてびっくり、なんと、宇奈月まで電車賃が1790円もする。車で高速道路を使って行くのの倍はする。これじゃあ、電車に乗らないはずだよ。第一、立ち寄ろうと思っている宇奈月ビール館は、ビールを飲むところなのに、アクセス案内には車のことしか出ていない。なんてこった。
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 朝、7時23分の電車に間に合わせるために、6時に起きて、自転車で、駅に向かった。朝食は、駅のロッテリアとコンビニで、すます。土曜日だが、さすがに朝の電車は空いている。
 越中三郷、常願寺川を渡ると、田園風景が広がる。朝露が霜のように見える。
 越中舟橋、カモシカ図書館だ。三郷からこっちに来るのは、20年ぶりほどになる。
 一人、二人と乗客が乗ってくる。高校生は、上市高校生だろうか。
 上市に着いた。進行方向が変わる。
 数名の高校生が降りて、たくさんの高校生が乗ってくる。滑川高校かな。土曜日に授業があるのだろう。うちの子どもたちもよく土曜授業に通っていた。
 それにしても、普段自動車で移動しているので、電車のルートがよくわからない。上市に向かって山手へ走ったあと、滑川に向かって海に向かっているのだろうが。
 西滑川、このあたりからJRと併走するんだっけ。と思ったら、目の前を特急電車が走りすぎていった。はくたかかな。
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  滑川駅、JRの普通電車金沢行きが停まっていた。ふと見ると、駅のホームに除雪機が置いてある。冬支度が始まっている。今日は太陽の照るよいお天気だが、北陸の冬は、こんなうららかな天候から突然翌日に雪が降ったりする。
 早月加積をすぎる。海が見える。穏やかな海のようだ、ミラージュランドの観覧車が見えてきた。
 JRの線路をくぐってさらに海辺を走るようになる。高校生たちは滑川ではなかった。ということは魚津高校か。
 新魚津、女子高校生たちは降りていった。男子高校生たちは、降りない。この先にあるのはどこの高校だろう。
 経田、男子高校生たちが一斉に降りていった。この近くの高校ってどこだろう。
 電鉄石田、石田浜海水浴場があるらしい。列車通過待ち、急行が追い越すのかと思ったら、対向電車だった。単線なのか。
 と思ったら、次は、電鉄黒部、ホームが3つある大きな駅だった。そこでも、対向電車とすれ違う。そういえば、さっきの電車は停車しなかった。対向する急行電車だったというわけか。
 黒部をすぎて、電車は、山に向かって走り出した。左手の方向にも山が見えてきた。山頂付近を雲に包まれて海にせり出そうとするような山々が見える。
 新川育成牧場へ行くときに横切る線路だ。若栗の小さな駅も通過した。
 下立、今、「おりたて」で「下立」に変換されたのにちょっと感動。帰りにここに立ち寄る予定。愛本橋はちょっと遠そうだ。でも、見えるということは大した距離ではないのか。あと、14分で宇奈月だ。
 初めてのトンネルを抜けると愛本。峡谷に入ってきた感じがする。
 内山、駅の脇に小学校が見える。大きな体育館の脇にあるのは、なんと真新しい木造の平屋建て校舎だ。なんて素敵なんだろう。
 左手下に黒部川の清流が見える。まもなく終点宇奈月温泉だ。いろいろと見ていたら、退屈することなく1時間半の電車旅を終えてしまった。かなり長いトンネルを2つ抜けると温泉街だった。このあたりは今が紅葉の盛りだ。よいときに来たと思う。

投稿者:at Sushiat 09:20| 日記 | コメント(0)

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