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2012年05月19日

心に残る曲たち

 昨晩、何気なく見ていたテレビ番組で、加藤登喜子と菊間千乃の心に残る10曲(後半)というのをしていた。
 曲自体は、あまり私の趣味じゃなくて、ふーんという感じだったが、自分にとっての心に残る10曲というのを考えてしまった。ふーんという感じの中で、加藤登喜子が、ショスタコーヴィッチの「森の歌」から、少年少女合唱をあげていたのには、ちょっとびっくりした。
 さて、私にとっての心に残る曲だが、
1 冬の旅(シューベルト) 高校時代に出会って、思わずヘルマンプライのレコードを買ってしまった。
2 生まれた街で(荒井由実) 荒井由美のセカンドアルバムの最初の曲である。ひこうき雲から聞き始めて、すっかり荒井由美の虜になっていた頃を思い出す。ちなみに、彼女の生の歌は、ひどい音痴で、おかしかった。アルバムの2曲目は、瞳を閉じて、NHKの新日本紀行で、この曲にまつわるエピソードを見たのを今でも覚えている。また、やさしさに包まれたならは、映画魔女の宅急便のエンディングテーマになった。また、海を見ていた午後は、三浦岬へのあこがれをかき立てられた。にもかかわらず、あのレストランには行ったことがない。 
3 学びの雨(谷山浩子) 生涯学習の催しのテーマになった曲で、聞きようによっては教訓的ととられるのかもしれないが、好きだ。 
4 さよなら僕の友達(森田童子) すごく破滅的な歌詞の暗い曲である。一度だけコンサートに行ったことがある。変な言い方だが、本当に出てきた。目の前で歌を歌った。その感動が忘れられない。
5 ノーサイド(松任谷由実) 曲との出会いは、別の歌手の歌によってだった。スポーツのひたむきさを伝える曲で、この曲でラグビーが好きになった。
6 緑の街に舞い降りて(松任谷由実) 岩手の曲だ。実際に行ったことは、1度ずつしかないのだが、盛岡や花巻を思わせる叙情的な曲だ。ちなみに、実際に行くまで、盛岡空港があると思っていた。そして、この曲が収められた悲しいほどお天気も好きなアルバムだ。一番好きなのは、時のないホテルだが。
7 ロッジで待つクリスマス(松任谷由実) 子どもが大学生になって旅立って行ったときを思い出す、キーワードのような曲である。アパートの引き渡し日が、4月に入ってからとなり、一足先に知人宅を頼って東京に行っていた子どもの引っ越し作業のために、はくたか号で越後湯沢に近づいた頃の、スキー場の光景がこの曲を思い起こさせて、目に焼き付いている。
8 サンシャインガール(Moumoon) 2番目の子どもの旅立ちは、この曲である。この子どもの大学受験は、地震の影響で大変なことになった。国立大学の二次試験の直前に地震が起きて、付き添う予定の家内が、それどころか家にすら帰れない状態になってしまった。仕方なく母に付き添ってもらったが、十分に実力を発揮できないままに受験は終わり、その上、突風のために帰りの列車が大幅に遅れ、そのために、思いがけないいやな思いをすることになった。結局、第一志望の学校には失敗し、急きょ親戚を頼って、東京で下宿探しをすることになる。そうして帰ってきた日に、あの大地震が起きた。さらに、家内が地震の後始末のために、長期出張になってしまい、私と二人暮らしで、よくおさんどんをしてくれた。大学の方は、入学式が取りやめになったり、授業開始が大幅に遅れたり。そんな中、今回は、引っ越し屋さんに頼めなかった勉強机を積んで、私と車で東京へ向かった。そんな大変な中で、妙に明るいこの曲が心に残っている。
9 交響楽(さだまさし) 縁切寺とか、掌とか、飛梅とか、檸檬とか、忘れがたい曲がいろいろとある中で、一つ選べといわれたらこの曲である。あなたがワーグナーを聞き始めたことが、どうして別れの印になるのか、初めてこの曲を聴いたときは、実感がわかなかった。
10 CATSの終曲 初めて劇団四季のキャッツを見て、引き込まれてしまった。さらに、ロンドン公演のCDを聞いて、さらに引き込まれてしまった。バスバリトンの響きが心地よい。元気をなくしたときに聴きたい曲である。

投稿者:at Sushiat 07:10| 日記 | コメント(0)

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