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2012年11月24日

時国家

 田鶴浜から有料道路に入って、輪島には、9時頃着いた。高速といっても、ずっと対面通行なので、スピードを出すのが怖い。しかも、結構カーブがきつい。
 高州園ホテルが見えたときは、うれしかった。
 そこからが遠かった。
 白米の千枚田でトイレ休憩。風が寒い。売店の人たちは、偉いなと思う。
 いよいよ、交差点を曲がって、時国家である。時国家があって、すぐに、上時国家があって。ずいぶんと開けている。以前の記憶では、細い道を入って行ったように思う。2軒の距離がもっとあったような気がする。そう思って、さらに奥に入っていったら、かなりさかのぼってしまった。記憶違いのようだ。
 素直に道を戻って、上時国家にはいる。だいたい、こんな立派な坂を上った記憶がないのだ。
 受付はおばあちゃんだった。その奥、狭い部屋の中では、こたつに入った2人のおばあちゃんが編み物をしている。実にのどかな景色だ。
 お座敷は大変立派だった。しかし、庭の方は、ちょっとあれた感じがした。掃除のおばさんが、草取りをしていたので声をかける。なんといっても寒い。これからの季節、大変だと思う。冬は、予約のあるとき以外は閉鎖されるらしい。さもありなん。
 上時国家と下時国家の由来を読んで、下時国家に向かう。
 入り口は開かれており、庭に自由に入れる感じ。人影はなく、静かだ。資料館に先に入る。部屋の中は明るいのだが、電灯がつかない。電源が切られている様子。
 母屋の方に向かう。元は隠居のための屋敷だったとのことで、造りは小さい。その割には、安徳天皇の塚があったり、いろいろな役職だったらしいことが書いてあったりする。資料によると、ほんの200mほどの違いだが、かつては、加賀藩と富山藩とに分かれて支配を受けていたらしい。
 若いお姉さんが売店兼事務所から出てきて迎えてくれた。上時国家以上にここは寒く。いろりの大きな薪だけが暖房で、部屋はすべて開け放しなので、本当に寒い。案内の放送を聞いて、見学する。ついでに、当地のうどんといしるのたれを買う。

投稿者:at Sushiat 10:45| 日記 | コメント(0)

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