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2009年11月23日

福井への旅 6

 これで福井インターから帰ることになる。
 茶店もしまい始めていた。自販機でコーヒーを買って、それをすすりながら、手帳に今日の思いをメモしてみた。
 一乗谷遺構を出発したのは、5時だった。もうすっかり暗くなりかけていた。川沿いに走って、国道に合流して、市街地に向かう4車線道路をしばらく走ると、すぐに北陸自動車道の福井インターだった。このあっけなさは、旅の終わりの寂しさをいや増すものである。
 サービスエリアで休憩するさと走り出したが、SAはずっと先、尼御前までなかった。休日の夕方、帰宅の車と思われる車が多く、車の流れはスムーズだが、切れ目なく車が走っているかんじだった。
 食事らしい食事は、朝、徳光でうどんを食べたきりである。サービスエリアで食事しようと、尼御前に入ったが、さしておいしいメニューがないように感じた。あきらめて売店の外に出ると、串焼きがおいしそうだった。ついつい2本注文してしまった。それが、タイミング悪くこれから焼きはじめるということで、まあ、急ぎの旅でもないし、焼き上がりを待って、牛串といかげそを味わった。いかの方は、ちょっと焼き足りない感じだった。
 食事は徳光にしようと、尼御前を出て走り始めると、「火災のため、砺波小杉間は通行止め」との表示が出ている。これは大変と、ハイウェイラジオを聞こうとするが、放送エリアではないらしく情報がない。火災とは、道路脇の火災なのだろうか。車両火災なのだろうか。そのうち事故処理されて、通行止めも解除されるだろうからと、ゆっくり夕食を取るつもりで徳光サービスエリアに入る。
 徳光サービスエリアで、交通情報コーナーを探すが見あたらない。そのかわり、売店入口のポスターで、携帯電話の情報サービスがあることを知り、アクセスする。ようやく分かったことは、通行止めになっているのは、反対車線であること、下り車線は、速度制限はあるが走れることだった。
 ホッとして走り始めた。小矢部のあたりで、道路脇の民家から煙が流れてきていて、これかと思ったが、そうではないらしい。砺波にさしかかると、確かに反対車線の路肩に消防車が2台止まっていた。一人の消防士さんが、赤いライトを振ってるのは、通行できるよの合図のように思われた。どんな事故があったのか分からないが、結局、わたしが通行するころには、事故もおさまり通行が解除された様子だった。小杉インターに近づいたころに、消防の自動車に先導されるように、どっと群れになって車が走ってくるのに出会った。
 その後は順調に走り続け、結局、家には8時頃に着いた。
 土産の羽二重餅は、家族に喜ばれてよかった。

投稿者:at Sushiat 22:32| 日記 | コメント(0)

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