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2009年09月01日

君のためなら千回でも

 アフガンを舞台にした映画である。
 家内が見たいと言っていたのを、先日ようやく思い出してレンタルやで借りてきた。
 心に残る映画だった。アフガンを亡命した作家の作品なので、ソ連の介入や、タリバンに対する憤りがベースにある。その辺りは、ランボーなどと同じにおいがするが、少年の鬱屈した思いや、取り返しのつかない過去を何とか償おうと必死の主人公の姿、今はまだ解決できないが、未来に希望を捨てることはけっしてしないぞという作者の決意のようなものを感じて、温かい思いにさせられる映画だった。
 あとで調べてみたら、原題は「kiterunner」である。凧揚げの場面が丁寧に描かれていたのは、そういうわけである。そして、それが、かつての平和の象徴であり、未来への夢を紡ぐ役目を果たしているのだ。

投稿者:at Sushiat 23:08| 日記 | コメント(0)

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