<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2009年11月23日

福井への旅 4

 永平寺には、以前にも来たことがあるが、どこに駐車したかが思い出せない。
 これまでとは打って変わって、永平寺の門前は、すごい人出だった。土産物屋が、車を停めろと案内するが、特に土産を買う予定も食事をするつもりもないので、どこかに公共の駐車場はないものかと門前へと進む。結局、適当なところはなくて、門前を回る形の坂道を下りたところで、駐車場を出る車を待つことになる。そうして停車したところで、その駐車場のおじさんに案内されて、その車のあとに駐車することにした。400円也。
 この前来たのは、、、、もうかなり前である。自動販売機でチケットを買って入った拝観受付の建物は、ビルディングだった。唖然とする。人出もすごい。広間で、若いお坊さんが一通り説明していたので聞こうと入ったが、広間いっぱいの人である。その人たちがはけてから、改めて次の団体とともに説明を聞く。説明の初めには、広間に3分の1ぐらいだった人が、終わるころにはあふれるほどになっていた。広間を出て、階段を上がって気付いた。別に説明を聞かなくても、入口脇の階段を上ればよかったのだ。しかし、説明の坊さんの、撮影自由という話を聞いて心置きなく撮影できたので、それはそれでよかった。
 さて、伽藍の中は、冬支度のために戸口が囲われていて、景色が見にくかった。その代わり、燃えるような紅葉が見られてよかった面もある。
 途中おもしろかったのは、赤ちゃんを抱いた修行僧らしき人が、若いママと幼児に付き添っていたことである。ずいぶんと思いやりがあるというかサービスがいいなと思ったが、もしや、奥さんかなと思ったら、そのとおりだった。あとで、山門に続く坂道の前で記念撮影をしていた。修行の場にあるまじきと言う人もあるのかもしれないが、ほほえましくていいなと思った。
 資料館も見て出てきたら、もう人通りがかなり少なくなっていた。門前の店で、団子を焼いて売っていたので一本買って食べた。直径4センチぐらいの団子が3つついた、けっこう食べごたえのある団子だった。くるみが入った味噌がおいしかった。ただ、独り身なのに団子の本数を聞くのはちょっと感じよくない。一人で2本は食べないだろう。しかも、仲間内でおしゃべりしながら手渡すというのがさらに感じ悪い。さらに、団子が何となく生ぬるかった。こんなふうに邪険にされるのが、一人旅の困ったところである。

投稿者:at Sushiat 21:34| 日記 | コメント(0)

◆この記事へのコメント:

※必須