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2008年02月25日

生々しいつめ跡

昨日の早朝から発生した高波は、朝日町では宮崎、境地区で道路陥没や家屋の浸水、入善の芦崎地区は1人が亡くなり、住宅の全壊、半壊の他140棟余りが浸水、黒部市でも70棟あまりが浸水するなど県東部に甚大な被害をもたらした。
これは「寄り回り波」と呼ばれる富山湾で見られる高波で、冬型の気圧配置で青森県や秋田県の海が高波で荒れたとき、この波がうねりとなって富山湾に到達すると、ガメ底(V字谷)の海底地形の影響を受けて、突然大波となって沿岸を襲う。
 かって入善の吉原地区で排水路の吐口工事を担当していた時、この寄り周り波で海中に設置されていた巨大なテトラポットが、現場事務所の田んぼに打ち上げられた事を思い出した。
当時、自然の力の恐ろしさに驚いたものだが、今回改めてその破壊力にたまげた。
 午前中、被害現場を見て回った。
集落内の道路や庭は砂や、家財道具、ゴミで見るも無惨な状態の中、家屋から整理し、順次庭や水路、小道等の後片付け作業を大勢の人たで行っていた。
漁港に行ってみると漁船が7、8艘転覆、水面に船腹が見え、痛々しい様子に高波の恐ろしさをかいま見る。
高波で2箇所が破堤、そこから押し寄せた海水が集落を襲い、家を壊し、砂を運び、家財道具を押し流してしまった。インドネシアの津波被害類似が現実に起こっていることに、災害の恐ろしさが身にしみた。









投稿者:ながさきat 20:22| 日記 | コメント(1) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

NEWS拝見しました...
波が押寄せてくる瞬間の映像も。
自然の恐ろしさを感じました。
先週インドネシア・スマトラでもM7の地震が起こり、
バリも過去最強ぐらいの大雨が降り続いていたそうです。
いつ自分に降りかかってくるかわからない自然災害。
人事だと流せません...

投稿者:プリモ なっちゃんURL at 2008/02/25 22:23

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