子どもプロジェクト協議会
夢創塾を一巡した後、金沢市文化ホ−ルで行われた、北陸子ども農山漁村交流プロジェクト推進協議会に出席する。
小学生に「農林漁家での宿泊」による本物・感動体験を進めようと、一昨年から農水省の肝いりで上記の協議会を発足させ、推進委員になって検討してきた。
しかし、例の事業仕分けで同類事業の束ねや予算縮少で、送り出す側の学校対応が鈍くなり、交流プロジェクトの夢ある展開に暗雲を感じた。
でも、子どもの頃の「感動体験」は、いくつになっても忘れない。
本物を通して、子どもが何かをつかめる体験をしてもらいたい。・・・ひとづくりに欠かせない一番大事な事であると、自分自身の体験から思っているので、これからも北陸地区の協議会委員連絡を取りながら子どもプロジェクトを推進して行きたい。
さし当たり、夢創塾で県内外の児童達をこれまで以上に呼びこみ、実績づくりを重ねたい。
投稿者:ながさきat 19:58
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上出来!!黒竹茶筅
先日失敗した?黒竹茶筅づくり。
失敗の原因は若竹で肉厚の薄い竹だったので、今回は肉厚で年期の入った太い竹で挑戦する。それと共に、事前に4本のナイフを従来の倍以上時間をかけて研ぎ出す。切れ味抜群
竹が大きかったので茶筅の穂先を36〜40分割にして仕上げる。
しかし、仕上げは硬い穂先をそぎ落とすので、刃が10余りで切れ味が極度に悪くなり、研ぐ時間が削ぐ時間より長くかかる。急がずじっくり作ったので一組を作るのに3時間を要した.その代わり、自慢の出来る黒竹の「飾り茶筅」2組が完成した。やれば出来る!!
家に持ち帰りこたつの上で飾ってみる。
ネコのうまそが茶筅に感心を寄せ、しきりに穂先を舐めまくっていた。ネコの好きな香料でも付着していたのだろうか?それとも、ネコが今回の茶筅、上出来と褒められていたのだろうか?
暖かさが続いて、雪道沿いのネコヤナギが満開。
株毎色、大きさが違うのはなんでだろう?やはり柳にも個性があるようだ。
雪道沿いに青葉の付いた樫の木が落ちていたので、これをヤギに与える。
ひさしぶりの生葉に3匹のヤギ大喜び。私までも楽しくなる。又拾ってきてやろう。
投稿者:ながさきat 19:59
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爽快・雪吹雪
昨晩降った淡雪が杉の木やクルミの木に着雪してちょっと変わった雪景色。
この光景に太陽の光が当たると、着雪していた雪が次々に落下し、森の中は幻想的な雪吹雪模様を呈していた。この光景も時間がたつにつれ少なくなり、風が吹いて終了した。
又も降雪で楮が雪に埋もれる。掘り出して雪の上に並べさらなる漂白を期待する。
最初の雪さらしに比較して、70%以上が自然漂白されたので、今回が最後の仕上げ作業にしたい。
午後、黒部中央公民館で開催された市民大学の最終講座で、演題「自然に生かされて」〜夢創塾物語〜を講演する。
額装のお花炭や炭電池、熱発電、自然塩などを参加者に見てもらいながら、楽しい語り部を務めさせてもらった。
驚いたことに、研修室が満員になり嬉しく感謝です。今日は皆さんから元気をもらった。
投稿者:ながさきat 19:12
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村にも春のいぶき
今日朝からの雨で、村の中の道路は雪解けが進み、落ち着きを取り戻した。
そこで春のいぶき探しに村の中を巡回してみた。
まず見つけたのが、舗装道路の割れ目から芽をだした「ど根性フキノトウ」。その生命力に驚く。周辺の溝には集団ですでに咲いたフキノトウや、新葉のわさび、クレイソンが雨に打たれ、元気を取り戻していた。
早くあのピリ−としたわさび葉の漬け物が食べたいものだ。
椿の花びらは凍傷していたが、雪景色に冴えて心が温まる。一方、季節外れのバラが蕾を膨らませ咲こうとしている姿に、ガンバレと声援を送る。
椎茸もボツボツ出始めたようだ。夢創塾の椎茸ももうすぐだ!!
各家の玄関口には今年使ったわかんが干してあり、今でも生活の必需品であることを感じた。
途中、今年よりバタバタ茶筅を作り始めたN氏宅に立ち寄ってみる。
おおよそ40組が完成していた。出来具合は合格!!今後、商品とすべきさらなる修行をして、名人の後継者になってもらいたいものだ。
私も負けず、さらなる修行を積み、2人で茶筅づくり後継者を目指したい。
投稿者:ながさきat 18:01
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一両発見!!マンサクは未だ。
昼過ぎに東京から帰宅。
着替えてすぐ昨日から与えていない動物たちのえさやりに向かう。しかし、雪道はこの暖かさで柔らかくなり「ごぼって」歩行困難。戻ってわかんを装着したにもかかわらず、10~15cmもごぼり歩行に苦労する。
裏山の杉林もこの暖かさで雪が消え、、広い範囲で地面が見え白一色から、白茶緑色のまだら模様が見えるようになる。確実に春が近づき暖かくなった。
そんな中、赤い実をつけた一両が、大雪に耐え一株ぽつんと輝いていた。見逃すような小さな赤玉だが何故か心に響く物があった。
周辺の雪解けは至る所に見られ、リズムカルに垂れるそのしずくは水の源。
これが集まって今日の谷水は通常の10倍以上の水量。水が多すぎて取水口の石積が流下してしまったが、取水は大丈夫でした.
2/23日・母校で講演
我が母校・東京農業大学で、地域環境科学部12周年を記念して、地域づくりシンポジュウムが 開催され、地域づくりに取り組んでいる私他2名の講演と、関連する〜ひと もの こと〜についてデスカッションを行った。
私は「自然体験による ひとづくり と 地域づくりについて」地域の人たちを巻き込んだ実践教育を報告した。反応がよかったと評価してもらった??
投稿者:ながさきat 21:50
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黒竹で茶筅づくり
隣のM家から黒竹をいただき、バタバタ茶の茶筅づくりに挑戦。
今までは、根曲がり竹で茶筅を作っていたが、黒竹の肌が余りにも美しいので、茶筅にする事で飾り物になると思い、初めての素材だが作って見ることにする。
夢創塾で雪の作業台を作り、早速黒竹を3組6本を茶筅の規定長さに切断する。
竹を切断して驚いたのは、竹の肉厚が3mm前後で薄く(根曲がり竹は5~6mm)かつもろいのが解り、茶筅の穂先が作れるか疑問を持つ。
次に切断した竹を柔らかくするため、鍋で2時間余り煮詰める。
柔らかくした後、順次茶筅づくり名人に習った手順で作り始めたが、竹の肉厚が薄くこれを外側に折ってさらに薄くはぎ取ることが、至難の技。ゆっくり丁寧に神経を研ぎ澄ませて作業をしたものの、折り曲げたところが切断するなど失敗だらけ。
かろうじて1本だけが成功!!
しかし、各々切断箇所が2箇所ぐらいあっても、2本を接合して一組にするので損傷は見えにくい。
夕方には3組完成。評価は良1組、残りの2組は可でかろうじて合格。
次回は肉厚の厚い黒竹を選んで、再度茶筅づくりに挑戦したい。誇れる作品を作って見たい
一服は、朝日岳を眺めながら、作ったばかりの茶筅でバタバタ茶を飲む。
時間を忘れるようなすばらしい雪景色にバタバタ茶で酔いしれる。焼酎割りしたため??
投稿者:ながさきat 19:32
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合掌小屋・掘り出し完了
今日は快晴で3月中旬並の暖かさ。夢創小屋に取り付けた太陽発電はフル稼働。
今年に入って起電量は、最高の5,8アンペア。昨日より1割UP。日中が延びていることを実感する。
家事の合間を縫って、昨日、第1段階を終えた合掌小屋の除雪に引き続き、第2段階の屋根の掘り出し作業を行う。
昨日の捨てる作業と違って、掘り出しのため、「力」が必要。
くたばる前にどうにか夢創塾小屋を掘り出し、屋根板を点検したところ、隙間に塗りつけた防水剤が相当はげ落ちていた。春を待って防水処理が必要。小屋の管理も大変だ!!
今回、大変疲れたので、掘り出した雪の重さを算定する為、雪を10×10×10cmの立方体に整形して計量して見る。屋根雪の表面と途中では520〜630gで平均は550g
従って、当該雪の比重は0,55前後。
1回毎、スコップで掘り出した雪の容積は、概ね0,025〜0,03立方メ−トルで、重量は平均15kg。相当重く腰を入れないと持ち上げが困難。
掘り上げた雪の量からして総重量は、15トン以上になる。・・ヘバヘバになるハズ。
体中に痛みを感じるが、こんな時こそ小川温泉に入り、焼酎を飲んで明日のエネルギ−と潤滑油の代用にしたい。
投稿者:ながさきat 19:49
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春うらら
今日も朝から合掌小屋の除雪作業。
高さ8mある夢創塾小屋の南側は、地上から4m、北側は吹きだまりで6mの高さまで残雪に覆われ、小屋の屋根板が湾曲している状態。
今回、第1段階として南側は地上2m、北側は3mの高さまで除雪する。
単純な除雪作業作業なので、途中一服をかねて小川ダム直下まで散策する。
雪面は凍って「スンマイ」状態なので、自由歩行であちこちふらふらしながら、自然観察を楽しむ。
この暖かさで、杉の雌花は茶色く色づき飛散間近!!今年は特に多く付いている。悲惨!!
ブナ等の木の芽が青空に向かって膨らみ、確実に春が近づいていることを感じる。
眼下の小川の水、太陽の光を反射しキラキラ光って流れる様は、まさに春うらら!!
今しか見れない桜の木の影も、雪面に長く投影され、春の近いのを感じる。
山羊たちに、鴨池まで雪上散歩道を作ってやったところ、1日中外に出てひなたぼっこ!
立ちながら居眠りしていたアオが、幸せ一杯の顔つきが印象的でした。
投稿者:ながさきat 18:40
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雪の小屋群・破風切り
昨年の暮れからの降雪で、ヤギ小屋を初めとし炭焼き小屋等が依然として雪に覆われた状態。屋根の先端(破風箇所)と積もった雪がア−チを描いて連結し、屋根雪と一体になっている。実はこの状態が屋根の先端を破壊するメカニズム。
下部が解け凍り出すと屋根の先端部分の雪を引っ張り、破風箇所の破壊が始まる仕組み。
今年度、蛭谷でも民家が2軒、破風部が破損してしまったので、先日からヤギ小屋等の破風部が気になっていた。幸い、今日朝から天気がよかったので、1日中破風切り作業に集中する。頑張って、ヤギ小屋、料理窯小屋、環境窯小屋の破風切りを夕方までに終了する。
当該小屋の破風部延長、概ね50m。積雪深70cmで除雪作業量概ね50立方メ−トル。重さにして25トン以上を下方へ捨てるだけだが、除雪をした。自分を褒め称える作業量に体力に自信を持つ。
しかし、夕方には背筋が筋肉痛を起こし、左の腕がケイレンを起こしたので、作業を中止。
今日の破風切り作業で2回、切り終えたとたん、屋根雪が落ちてきて膝〜股下まで埋まってしまったが、屋根の雪が大量だと全身埋まる可能性があり、大変危険を伴う作業であることを認識した。屋根雪落下は織り込み済み、常に逃れる準備をしていたので事なきを得る。
疲れたものの、破風切りが終わって安堵する。
*屋根の先端部を通称「ハブ」と読んでいるが、漢字で「破風」または「端部」?
投稿者:ながさきat 19:25
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寒中・アイガモ救出
池の水半分、カモの数8匹、排水口に雄の青い羽数十本、周りの雪面に狐やテンの足跡。
この状況から昨晩、カモが野獣の餌食になったことが一目瞭然。
しかし、昨日まで18匹いたのに一晩で10匹が被害??そんなこと無いハズ!!
雪に閉ざされた隣の谷川を上流まで探したところ、堰堤の水たまりに8匹が集団で避難していた。結局、野獣の餌食にあったのは雄2匹。
午後、避難していた8匹を救出するため、大型の「タモ」を準備し、谷川を途中「網」で仕切り下流へ逃げないようにセットした後、寒中の水の中でカモ捕獲を試みる。
水の中でのカモたちの行動、8匹がそれぞれ泳ぐ、飛ぶ、潜るで当初1匹も捕らえられず。
びしょ濡れにながら追い回していると、疲れが出たのか動きが鈍り、逃げ遅れたカモから順次捕まえ、谷川を覆っている雪面に投げ上げ全部を救出する。所要時間3時間。
かじんでいた手がポカポカにほてって湯気が立っていた。谷川の取水口整備、素手で行ったが冷たい3度の谷水も全く冷気を感ぜず!!体の順応能力に感心・・・
古稀になったが、未だ若いのかなあ−?
とにかく8匹を救出出来たことに乾杯!!先日の残り酒をグイ−と飲み干し、体を温めカゼに備える。
氷雨の中、雪原の帰道で長靴の水は温水になり、ストックを持つ手は素手だが、カモ救出で
満足感一杯。命を守ってやることが出来た充実感!!
投稿者:ながさきat 20:04
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不明のアイガモ越冬!!
夢創塾の見回りの帰り、聞いたことのあるアイガモの鳴き声を探ってみると、、昨年暮れに不明になっていたアイガモの雌一羽が、200m離れた小川堰堤の静水池(水面面積500平方メ-トル)に元気に泳ぎエサをついばんでいる姿を確認する。越冬して生きていた。
当時、突然いなくなった雌カモ、狐かイヌワシの餌食になったとあきらめていたのだが、
まさか静水池に住み着いているとは思いもしなかった。
池の端に近づき、雪上から「ガア−、ガア−」と声かけしてみたら、近づいて来て、なんと雪の斜面を駆け登ろううと、クチバシと両足を雪面に引っかけながら、もがいている動作に出会う。結局急斜面の為、登れず池に帰ってエサをついばんでいた。、
私を覚えていたのだろか?声に反応したのだろうか?とにかく逃げないで近づこうとしたことに感激。
観察してみると、エサは流れてきた落ち葉や枯れた草などの他、葦の根などをついばみ、糞は真っ黒でした。ねぐらは、水面すれすれに覆っている柳の下の空間。
体格はすごくやせ細っていたが、その分動きが敏捷。野生化しているようだ。
後日、捕獲して池に取り戻そうと考えたが、当該池は野生カモたちのねぐらでもあるので、
今話題の「鳥インフルインザ」に感染している可能性もあるので、あきらめた方が良さそうだ。
人ごとと思っていた社会問題に、直面した越冬カモ発見考察でした。
投稿者:ながさきat 19:28
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雪一転・ポカポカ
ひさしぶりの晴天。
朝こそ寒かったが、昼頃には8度とぽかぽか陽気。
この晴天、ぽかぽか陽気に山仲間のM氏が大地山登山にやってきた。体力抜群の彼は、わかんを装着していながらも、登山口の急斜面を、カモシカのごとくグイグイ登っていった。
彼の体力から大地山の登頂は成功するだろう。(午後夢創塾不在で未確認)
又、向かいのハ-ブ園を3〜4人の集団で、春探しの散策する姿が受けられ、広場は足跡のア-トでした。当地は日陰が多く、モモの花や桜はまだまだ蕾が硬かった。
楮の雪さらしは先日からの降雪で、40cm以上雪に覆われていたので、掘り出し再度雪ざらしを行う。雪と太陽の自然の力で少しは漂白したようだ。これからが本番。
夢創塾の守り神、純白の「朝日岳」をひさしぶりに拝む。どこにも負けないロケ-ション
をたっぷり観賞するため、広場の雪上に座り込み、自家製のタクワンを肴に冷や酒を頂く。
すぐ太陽と酒で体も心もぽかぽか!!帰りの雪道、鼻歌も出る陽気になってしまった。
午後、富山県民会館で開催された「富山ふるさと子ども夢学校推進協議会」に委員として出席する。県内外の子ども達を民宿で迎え、農林業体験の推進方策を全員で検討する。
地域での受け入れ状況や、児童の送り出し体制など問題点や課題をト-キングしまとめて閉会
投稿者:ながさきat 18:55
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ヤギ・榊で元気
雪に覆われたヤギ小屋は、ようやく隙間から光が差し込むようになり、明るくなった。
しかし出入り口は、相変わらず2mほどの雪の階段を下りないと入れないので大変不便。
その為、小屋の内部は湿気が100%で山羊たちは近頃元気がなくなる。
エサの食い方も通常の1/2位。特に赤はエサの食いが悪くなったので、大好きな榊と笹の葉を3kgばかり雪の裏山に入って採集。これをエサとして与える。
干し草、リンゴやおからは食べず、この葉だけを3匹とも食べきる。
後に元気が出たのか、3匹のヤギたち代わる代わる雪の階段を上り、外の様子を伺っていた。早く暖かい太陽にあわせてやりたい物だ!!
アイガモに先日から大豆屑を与え、食べるか観察していたが、今日の朝、すべてが食べられ無くなっていた。水にふやけて柔らかくなったとたん、これをエサとして食べたようだ。
60kgのマメ屑、ヤギが余り好まないので処分に困っていたが、これでカモのエサとして利用できるので、大助かり。カラスに盗食されないよう深水の箇所に散布しよう。
投稿者:ながさきat 22:49
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影絵
新雪のすがすがしいあさの太陽に、ウサギを追跡している狐との足跡が照らされ、山から川原まで続いていたが、鮮血跡が見えないことから、ウサギは逃げ延びたようだ。
一方、陽春の太陽は広場のブナの木や杉の木、合掌小屋の他、自分を新雪に投影して影の分身を描いていた。
純白のキャンパスに描かれた写実的な水墨画(影絵)を、自分一人で観賞し楽しむ。
太陽が雲に隠れると影絵は無くなりただの雪原。太陽の出方で影絵が出来、雪原は一瞬のうちに芸術会場に変身。・・・太陽が作る芸術?に乾杯。
影に感動!!ちょっと変人かな−??
例年6月末に実施している、「いちゃん子ども探検隊」(KNB)の探検メニュ−案を、担当のT氏に電話連絡する。
今回は3回目になるので、間伐材の巣箱づくりで自然保護、弓矢づくりで自然の遊び、木炭塩、アルミ箔の木炭電池づくりで自然科学の3種類のメニュ−を提案する。
1回目は水車発電、2回目はツリ−ハウスづくり。3回目は自然探検でまとめてみたい。
投稿者:ながさきat 18:50
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林道散策記
蛭谷神社で恒例の「山祭り」が執り行われた。神主にお祓いしてもらった後、無災害、安全祈願等を行って、今年の山仕事の始まりとした。
そこで、午後、夢創塾に続く林道の散策をぶらぶら行った。
積雪深は1,2mだが、先日のわかん跡をたどると、長靴でもほとんど「ごぼらず」歩行は快適。ぶらぶら歩くと様々な事象が見えた。
崖に生えているろうばいは、岩の輻射熱で暖かいのが蕾が膨らみ一部が咲き始めていた。
いつもは早い雪の中のマンサクは未だ咲いていない。
山側に自生している楮、クワの木が数本、猿に「皮」がかじられ木肌がむき出し状態。
雪が多く、木の芽不足で甘い木の皮を食料にしたようだ。
残念だが、これだけかじられると当該の木は枯れてしまう。紙の原料が無くなった!!
林道の途中、山側の崖縁に生えていた杉の大木が雪折れして林道を遮断していた。
雪解けを待って短く玉切りし、処分する予定。
この大木をよく見ると、近頃見られなくなったサルナシのツルが絡まっていたので、これを採集。性が悪く、奇異に屈曲して使い物にならないが、飾り物に出来ればと思い、適宜に切断して持ち帰る。
途中、自己流でこれを雪の上に生けてみる。まんざらでもない生け花文化を観賞!!
大地山登山を偵察に来ていた女性軍団に、褒められ、有頂天・・・バカ丸出しでした!!
投稿者:ながさきat 20:00
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バタバタ茶筅づくり
バタバタ茶を点てる茶筅づくりの名人、順一氏宅にお邪魔して、1日弟子入りをした。
かって10年前、羽入の仙名氏に習い、その後も順一氏に習って自家用の茶筅を作っていたが、今ひとつ自慢にになる茶筅が出来ないので、作る手順や「薄く削ぐポイント」の課題をもって師匠の技や工夫、知恵を盗み、かつ道具の使い方を教わった。
作る手順の中で、竹を8分割した後、竹の内肉を半分へし折って除去し、さらに16分割して表皮部分を削ぎ、丸みを取って平らにする事が、穂先を薄くする秘訣であることを発見。
長年越えられなかった薄い穂先づくり(厚さ0,09mm前後)の技法を今回習得。
その他、最後の工程である、2本接合時の穴開け位置の設定方法などを実践で習う。
又、材料の根曲がり竹の選び方(3〜4年生)、竹の採集は暮れが最良などを教わる。
併せて、切れ味のよいナイフが、茶筅の善し悪しを左右するので、刃物の選定、良質の砥石が最大のポイント!!・・この点、富山市の刀士に特注した刃物が4本有り、対応可。
今回の弟子入りで、茶筅づくりのプロセスを再認識し、穂先づくりの課題も解決して有意義な日でした。記録もしたので、後日今日習得した手順や技を試しして、技術を体に覚えさせたい。
途中、作った茶筅でバタバタ茶会に参加し、ばあちゃん達と山菜料理を摘みながら、昔話や蛭谷の四方山話に抱腹転倒する。茶会がこんなに楽しい場であることを改めて知る。
茶会は情報交換場、ストレス発散場、郷土料理文化発信場、サロンか??
投稿者:ながさきat 19:31
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春ウオッチング
ひさしぶりの晴天。
5cm位の新雪は太陽に反射し、夢創塾周辺はせせらぎの音と、白黒の水墨画の世界。
白い雪に誘われるまま、わかんを履いて雪原を春探しウオッチをする。
谷筋や、崖の雪解け跡に春の息吹がたくさんありました。
水辺にはネコヤナギが銀色の花を膨らませ、小さなツララが溶け始め、ふきのとうが集団で咲き始めた。ふきのとうが見事だったのでこれを採集して、鉢植えにする。
散策中、崖の棚部に休息中の親子カモシカを発見、写真を撮ろうと近づいたとたん、親子が別れ別れになって、瞬時に逃走?一瞬の出来事にカメラチャンスを逸する。子どもを写すのみに残念。
皇寿桜が雪の重さで7本が折れていた。次回にはノコギリで整形する必要有り。
それよりも、桜の花芽を「ウソ」が食い散らし、1本当たり4〜500個の「がく」が散乱していた。111本あるので相当数が今日被害に遭う。これからも食い散らしが・・・
今年の花見は花が少ないかも???
ハんノキの芽が周辺で一番早く膨らみ始めた。来週には新芽が出る様子。
ろうばいも膨らんだが、未だ黄色い色が見えないので、ハンノキが春の使者かも!!
合掌小屋前で楮の雪ざらしを行った。表皮を少し残しながらの雪ざらし。2〜3日さらした後、表皮を包丁で「たくり」作業で除去する予定。本物の和紙を作るのも大変だ!!
投稿者:ながさきat 19:19
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利賀・サンタの森を踏査
想いが一緒の仲間、利賀・栃原平自然学校(利賀楽園の里)加藤(今井事務局長)さんの要請で、彼らが活動拠点にしているOMサンタの森へ出かけ、ツリ-ハウスづくりについて、現場で樹木の選定や、仮設、丸太など資材の調達、整形、補強方法などを検討する。
当地の雪は未だ2m以上あり夢創塾の倍以上。元スキ−場でゲレンデは5〜6ヘクタ− ル,その雪原をわかん装着で上部の森まで登り、自然学校の活動場所やプログラムの概要を今井さんに聞く。
夢創塾と比較に出来ない広場が有り、森や農場の他、活動拠点の旧レストランは広く、雨天時にも大人数の受け入れ可能で、うらやましい限りである。
又、驚いたことに、2階広場の半分以上は活動成果品や加藤氏が収集した山の実、葉、昆虫、岩石などが整理展示され、児童等には学びの場所になっている。
他に、自然体験用のメニュ-やプログラム等の資料250冊以上が、体系的に整備され図書館以上であることを確認する。実に、すごいの一言に尽きる。
事務所でお互い、自然学校での指導員確保、交流人口の拡大や課題等について討論、今後より一層交流を深め、支え合うことを誓う。
投稿者:ながさきat 19:35
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春の始動!!
朝から小雨が降る中、元新聞記者のS氏が,雪道をごぼりながら夢創塾を訪れ、越冬しているヤギ、アイガモ,イワナを見学した後、小屋に入り囲炉裏を囲んで山談義、自然の循環や自分の生き方などについて語り、意気投合する。今後は文筆家の清水氏と強く関わりながら、当塾をさらに展開したい.
昼から、村の裏山に出向き、雪解け後に出るアザミの新芽を採集。大きくなるとまずいが出がけは柔らかくアザミの香りがあって、春の味でした。
途中、急斜面で雪崩が発生し、溜まった雪の量は通常の3、4倍で山のようになっていた。
この大量の雪で、今年は水不足は無いだろう。徐々に解けるので今年は山菜を大量に取り込むことが出来そうだ。
大量の雪で孟宗竹が未だに、雪に埋もれ大ア-チを描き,雪の解けるのを待っているようだ。折れないで、ジ-と頑張っている竹の粘りに、踏ん張り方を学ぶ。
1,2mの雪の中から赤カブ8個を掘り出す。生でかじってみると、シャキシャキで甘みだあって、すごくおいしかった。さすが旧平村の赤カブ。味が違う!!
家に帰って、これを輪切りにした後、晩酌の肴に茹でて、酢のものとサラダにし、一人で平らげる。雪中からの贈り物、アザミと共においしかった。
投稿者:ながさきat 18:39
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小さな春さがし
鴨池の水が少量になったので、雪の中水源地へおり、石積みなどして取水処置を行う。
その水辺の場所に、緑の葉をつけたナズナと、ちょっと膨らみかけたフキノトウを発見。
春の使者に出会い、ようやく春が近づいている事を肌で感じる。
春のいやな使者にも出会う。小さな杉の木にも大量の杉玉が鈴なり!!
茶色に色づき玉も膨らんでいることから今月の下旬には花粉が飛散するようだ。
川原でも、雪中からネコヤナギが銀色の芽を吹き出し、美しい姿で春を告げていた。
隣の朴やクルミの木も負けじと冬芽を膨らませ、春の来るのを待っているようだ。
未だ1,8mほどの雪積量で寒さは厳しいが、木はすでに春の活動準備に入っている。
小さな春を見つけ、心はウキウキ!!
〜春よ早く来い・・・です。!!
雪に埋まっているヤギ小屋で、元気をつけるためにリンゴ、豆かす、おからなどをたっぷり与える。ひさしぶりの大量エサにメイメイ喜んで食っていた。元気を出してほしい。
投稿者:ながさきat 19:46
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元気村づくり研修
新川農林振興センタ−が主催した地域活性化を図る為の事例研修に、朝日町、魚津市の関係者26名で
「五箇山合掌の里」へ行ってきた。
事例紹介は、平成12年に耕地放棄地の回復のために始めた、村民総出の農作業「みんなで農作業の日」が棚田のオ−ナ−、こうりゃく隊等多彩な企画、アイデアで今日の交流人口増に展開したプロセスの具体的発表に聞き入った。・・・みんな感心して聞き入っていた・・
まず、地域民がやる気を起し、自からやってみる!!大いに行政の支援も受けながら。
それにしても事務局を担っている富田氏の真剣な取り組みに感心。この人なら付いてくる事だろう。今後のさらなる展開を見ながら参考事例にしたい。
昼から五箇山の和紙の里へ出向き、和紙づくり、葉書3枚の紙漉を体験する。
いつもは教えている紙漉を、じっくり指導者から教わる。
基本的には一緒だが、枯葉などのアクセント注入、脱水方法などに学ぶところが多多あった。できあがった葉書は予想以上によい物。やはり乾燥の仕方に違いがあったようだ。
本場紙漉に学んだ日でした。
投稿者:ながさきat 19:39
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カモ・考察
今日の朝は放射冷却現象で、雪面が凍る通称「スンマイ」になり、雪上を自由に歩ける状態。これ幸いに、夢創塾へ小川の川原を最短コ-スで歩いたが、完全に凍結していなかったことと、重さ(エサの荷重15kg+自重65kg)に耐えられなかった為、数回、股までごぼって杖を持っていたが転倒してしまった。
少々痛い目に遭ったが、ひっくり返る事も今後の危険対応、自己管理への蓄積として生かしたい。
中間地点で小川の流れを渡るため、浅瀬と飛び石を利用してどうにか渡りきる。
石には藻がびっしり付着し、滑る危険があって一歩一歩ヒヤヒヤ!!ストックがあって助かる。
しかし、雪壁の右岸に飛び移ったとたん、雪庇の下にいた2匹のカモが飛び出しビックリ!
予期せぬ事態に心臓が止まりそう。それ以上にカモがビックリしたことだろう。
カモは降雪があっても雪をかぶらない住み処であると共に、野獣から襲われない場所を選び命をつないでいる。・・ちょっとばかり野生カモ達の生態を学ぶ。
それに比較して、アイガも達はテンやキツネ、ノスリ等の野獣対応まるで見られず。
管理者である私がアイガモ達の命を守ってやることが義務のようだ.
カモ池に近づいたとたん、一斉にガア−,ガア−エサをねだっていた。隠れるどころか存在感を表現している。鳴かねば居場所が知れないのに!!
エサをたらふく食べ、昼寝を決め込んでいたが、野生のカモたちは隊列を組んで海の方向へエサ探しに飛んでいった。エサにありつくことを祈る。
投稿者:ながさきat 21:47
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立春の贈り物
立春のポカポカ陽気で、エサやりの雪道は柔らかくなり、股下まで「ごぼって」歩くのが大変でした。明日からはワカンを装着して雪原を自由コ-スでエサやりをしたい。
明日晴れれば、雪崩の心配のない小川の川原で春探しをしたい。
帰り、県道脇の藪から突然飛び立った「やまどり」が我が愛車に激突して脳しんとうを起こし、路上に落下する。
慌てて下車し、横たわっていた雄のやまどりを捕獲する。目と羽根の付け根が相当痛んで瀕死の状態。口を開け呼吸は苦しそう。袋に入れて帰宅し、写真を撮っていたところ、命が尽きて昇天。・・合掌・・
まさに天からの恵み、立春の贈り物であるやまどりを供養するため、解体調理する。
ガラでス-プを作り、野菜をたっぷり煮込んだやまどり鍋は、ちょっと硬かったが、噛むほどに味が出てきて最高においしかった。ひさしぶりの味に満足。
春の初めに本物の味でエネルギ−をいただいた。自然の恵みに感謝。
投稿者:ながさきat 19:32
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能登・春欄の里
2/2日・能登の農家民宿
「春欄の里」多田喜一朗さん宅他5戸の民宿にお邪魔して、宿泊模様や部屋やトイレの整備状況、接客模様などの研修をした。
何もない山里ながら、やる気と実行力で成功を収め、今では全国の模範になっている。
戸田さんは、自分を育ててくれた地域に恩返しをしたいと都市間交流に活路を見いだし、集落に民宿を定着させ元気を蘇らせて居ました。
見習うべきすごいエネルギ−に圧倒されたが、負けず頑張って行きたいと「力」をもらった。・・・それにしても朝日からは目の前に見えるのに能登は遠かった。12時間かかる。
大きな地図で見る
投稿者:ながさきat 19:59
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小川探検隊からの便り
先月五箇庄小学校5年生と校外学習「小川の探検」を実施したが、昨日全児童が書いた感想文が届いた。
児童等は、今回の学習の中で、小川の水が自分たちの生活にいかに関係が深いかを初めて知ったようだ。小川の水がコメ作りや防火用水、消雪水,サケの遡上に関係していることを知って驚き、ちょっとばかり大人になったようだ。
以下感想文の抜粋を記す。
・今日は小川探検ありがとうございました。僕たちは水を知らず知らずのうちに大量に使っていたけれど、水の管理に大変な苦労があったことを改めて知ることが出来たのでよかったです。これからは、水を節約しながら使いたいと思いました。
・小川ダムには30萬トンの水があって、これが僕の家の近くの田んぼや用水に流れて来るので、とても大切な水なんだと思いました。
ダムに雪を投げたり,落としたりした雪が僕たちの使っている水になるのは不思議な気持ちになりました。僕たちの使っている水のことがたくさん解って、よかったです。
・山合川では、ゴムの空気ダムを使っていました。ゴムの中に空気を入れて、ゴムを膨らませて水位を上げたり、空気を脱いで,ゴムをしぼめ手水を流す事を考えた人はすごいと思いました。
・温泉のお湯と雪があればエネルギ−も使わずに電気が作れてビックリしました。
将来はこの電気を作る機械が増え、エネルギ−を使わずに電気が出来るようになればいいなと思いました。
*児童等は小川の水を通して自然の循環や,用水の多機能を大いに学んだようで満足。
投稿者:ながさきat 19:35
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手にマメ、足にアカギレ!
今日も母屋の西側に落とした雪を、4時間に渡りスノ-ダンプで用水に捨てる。
概ね30立法メ−トル、カチカチに固まっていて重量は20トン余り。
昼から作業に取りかかり、夕方ようやく納屋への出入りが可能になる。でもへばへば疲れた
連日の雪捨てで、両手には5個のマメ、右足にはなんと生まれて初めての「アカギレ」が2箇所でき亀裂箇所がチクチク痛み出す。
毎日の雪中作業で、足が凍ったように冷たかったのが原因のようだ、血行不良か?老齢化?
これからは足の保温に努めないと、さらに進行するかも。
アカギレと疲れを取るため、小川温泉に直行。幸いなことに広い浴槽を独り占めし、窓越しに見える雪景色をじっくり観察。癒され疲れも取れる。
お湯の中で、マメ、アカギレの患部はヒリヒリしたが薬効ありで、早く治るかも?
2月に入っての初日に、今年11月に和紙づくり体験、12月と来年1月に講演依頼を受ける。気の早い連中達に戸惑いながらも了解したが、その為にも健康を保ち元気で語りたいものだ。
投稿者:ながさきat 21:18
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