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2008年11月26日

準備開始・掛け軸台紙

あさひ野小学校6年生が卒業記念に作る、掛け軸用の台紙作りが始まった。
その準備として、昼から紙の原料である、コウゾウとこれを砕く平らな御影石と木槌の他、より細かくパルプ化するための大型ミキサ−を、学校に持ち込む。
 この準備のために昨日から、コウゾウのキズとりや漂白作業を冷たい谷水(6,5度)を使って今日の午前中まで行いどうにか終了。   ぎりぎり間に合って良かった。
 6年生全員が理科室に集合した後、持ち込んだコウゾウの処理方法を全員に伝え、一斉に作業開始。最初は、長いコウゾウを2〜3cmに手でほぐすすごく単純な作業を行う。
柔らかく煮詰めたので、簡単に手で引きちぎれるが、これを少し束にすると,バカ力を出しても全く切れないコウゾウ独特の繊維。
だから用紙との違いを実体験する。強い紙の秘密を知る。!!
 ほぐしたコウゾウを平たい御影石の上に平らに置き、これを木槌でまんべんなく叩きほぐす。薄い紙状に2〜3回広げた後、これを150g程度に分割して、ミキサ−で2分間撹拌してパルプ化する。
これら一連の作業を、無駄なく効率良く行う方法を班別に行ってみる事を指示。はじめはみんな戸惑ったが、要領が解ってきて、作業を楽しむ
 水の補給係、時間を計る係、パルプ化した成果品を保存する係、等々各自が役割分担をして、コンビネ−ション良く流れ作業を体験する。
もしかして、彼らが、社会に出たときこの体験を思い出してくれることがあるかも。?
 1時間あまりの作業でパルプ化は、全体の1/4未満と思われるが、
12月4日紙漉なので,その前日まで出来ればOK。

夕方、入善のむつみ園からトロロアオイを収穫したが、根腐れが多く商品にならないとの連絡が入る。
とにかく明日現物を見て、判断しよう。八尾(桂樹舎)にはもってゆけない代物のようだ。5年連続持ち込んでいたのに残念!!









投稿者:ながさきat 19:46| 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

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