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2007年05月14日

満開のフジ考察

一昨日田植えした古代米は苗が丈夫なのに加え、穏やかな天候に恵まれ、かつ水管理も順調なため、活着がうまくいっているようだ。後は病虫害にかからないよう木酢の散布と、田んぼの湛水状態を継続させ、米糠効果による雑草発芽防止の実証を試みたい。
 初夏を思わせる暑さに、周辺の山のフジが一斉に咲きだした。杉林の中にも数多くのフジが咲き乱れ、一見きれいに見えるが、その分、杉の木にフジが巻きつき成長を著しく阻害している。放置しておくとフジは杉を締め上げ、立ち枯れにしてまうので森のギャングとも呼ばれている。山の管理が全くなされていところでは杉林どころかフジの花園林に変身して見た目は非常に美しい山景になっている。こんな事を知っていたのか、親父は夢創塾の隣の林を常にフジきりを行っていたのを思い出した。その為フジは全くないが、間伐が行われていないので、細いヒョロヒョロの木が多々有る。
人工林は管理してこそ価値があるが、放置すれば自然の力に負けてしまい、それは害を及ぼし人的災害になる。我が集落も高齢化で山に入ることも出来ず、ましてや山の中腹の杉林を覆い尽くした今が花盛りのフジの花園を見る元気も気力も喪失しつつある。
今は、藤色の花が咲いているからフジ林を確認できるが、花が散ったら又一年間位置の識別できず手入れも出来なくなる。それ以前の問題として所有者が判別出来なければ手当も出来ず。
五月晴れできれいなフジの花を見ながらその背景を見つめると、とてつもない課題だらけにぶつかってしまった。課題の花として整理しよう。

投稿者:ながさきat 22:54| 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

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