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2007年12月09日

黒部の炭窯・天井上げ

黒部市の吉田川河口に作っていた炭焼き窯の天井上げが、朝から行われた。
関係部落の人たち20数名出役してそれぞれ分担して作業に取りかかる。
しかし、炭窯を見た人は数名いるが、全く知らない人たちがほとんど。
作業の最初は、赤土を重機で取り込み鉄板の上に散布、ここで大なる石を除去、この土を第2ステ−ジの鉄船に投入。ここでセメントを混入してユンボ−で練り返す。練られた土は第3ステ−ジの鉄板に乗せられ、人力によって大きな団子状の玉にして窯の天井に運び、これを踏みつぶし、杵でたたくなど圧密しながら順次積み上げる。
この作業を軌道に乗せるまで人員の配置などで少々時間がかかったが、軌道に乗ると急ピッチで天井が出来上がってきた。
しかし、途中から天井の作業員が少なく肝心の圧密作業がおろそかになってくる。
補充をしたら土の補給が遅くなる。結果的にはゆっくり作業が進んだ方が窯の整形を整える事も出来、最良の人員配置だった。
午前中に一応天井が土で覆い被さる。一時どうなるかと気をもんだが良かった。
午後、少し土を補充して窯の厚さを確認、その後1時間ほど踏み固め、叩き付けて形の良いド−ム型に窯の天井を仕上げる。3時頃完成。
 課題は土の水分が多く柔らかい天井に仕上がったのが気がかりだ。
この対応は、中からじっくり乾燥することと、毎日天井をたたきつけて水分を出すこと以外に方法は無し。今後の仕上げにかかってくる。
土が一体化して固まり、天井が落ちないことを祈る。
 家の雪囲いを夕方行うが、冷たい雨で体がびしょ濡れ。作業も途中で寒くて中止
晩は八幡神社総代の忘年会。来年も良い年であることを神様にお祈りする。


投稿者:ながさきat 23:28| 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

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