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2008年08月19日

バリ炭継承者

昨日からバリ島に炭窯を導入した井岡女史がやってきた。
目的の一つに、竹炭を入れたバリ石けんを作るため、竹炭のミル化方法の研修。
その1つ、ミンチに2〜3回かけ、これを綿袋に入れて揺さぶり、集塵機でこれを収集する方法。粒度を計測できないが、相当細かなさらさらした粉になる。
ただし、工程ごとに巻き上がる炭塵に閉口。かつ効率が非常に悪い。
いかにバリで作業をするにしても、作業環境が悪く、推奨する方法でない。さしあたって実験的にミル化をはかり、試作炭石けん作りにはOK
その2、富山県工業技術センタ−で教わった、簡単な粉砕装置として、
ポットミルを紹介してもらい、この装置を稼働して粉砕の実験を体験。
原理は、丸い鉄の筒に大小の鉄玉(5mm〜15mm)を入れ、同時に炭の粒を投入して蓋をしたのち、回転している2本のシャフトの上に置くだけで、当該の筒が回転し、中に入っている鉄玉で粉砕、時間の経過と共に、炭の粒がミル化するとのこと。
粒度を5ミクロンから10ミクロンまで可能だそうだ。
これくらいにすれば、石けんでも、エステの原料にも最高と井岡女史大喜び。
ただし、粉砕量にもよるが、価格は10数万円だそうだ。
 他に、炭のア−トの実際を黒部の鉄工所で見学。
竹の枝や、野菜、花などの花炭作りについて持論を聞く。
何でもすべて炭に出来ることがわかって、参考になったと大喜び。
 課題としていた4mもの長い竹炭の作り方も、1,5mの炭を継ぎ足せば出来ることを確認。
問題は接続箇所の方法だけで、節の部分で行えば可能との結論に達した。も
この方法を今回の竹炭作りで試み、それをバリに伝えたい。

投稿者:ながさきat 20:28| 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

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