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2008年12月20日

天空の和紙づくり

先日、杉皮で作られた、ムササビの巣を拾って煮詰め、水にさらしておいた巣を砕いて粉々にする。
それをさらに細かくする為、ミキサ−にかける。思ったより繊維のほぐれが少なかった。併せて、コウゾウも叩いてほぐし、ミキサ−でさらに綿状に繊維を細かくする。こんな単純な作業を朝から、午後2時まで連続で行う。天気が良く、朝日岳が1日中見えたので、作業が出来た。
2時過ぎから、本格的に、ムササビの巣を入れた「天空の和紙」をすき始める。
巣は杉皮の為、薄い小豆色が和紙に着色し、かつ、杉の繊維がまばらに散らばって、結構いける感じ。高級包装紙に使えそう。?
前半は、巣(杉皮)の混入率を、5%で25枚漉いてみる。
乾燥して、できあがらないと、紙の色、杉繊維の分布状態が解ら無い野で、後半は杉皮のほぐした繊維を10%を混入して、30枚漉きあげる。色も、少し濃いめの小豆色でしたが、乾燥するとどんな色に変化するかが、課題。予想では黒い杉皮と非常にマッチしたバック色として、落ち着いた和紙になると確信している。
 明日は「天空の和紙」をジャッキ−で脱水し、時間があれば、乾燥したいものだ。その結果を見て, 再度、天空の和紙づくりに挑戦したい。
  
 蛭谷伝統工芸和紙を作っている川原君が、昨日から剥いたコウゾウを外に吊して、乾燥している。かって、我が家も、保存用のため、軒下にあちこち吊して冬の風物でしたが、今はその面影も無し。
 ただ気になるのは、彼は野ざらしにしているが、保存するのであれば雪、雨がかからない方が良いので無かろうか??



投稿者:ながさきat 18:04| 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

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